「私個人といたしましては」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「私個人といたしましては」とは?
「いたしましては」は、「しては」と同じ意味です。
そのため「私個人といたいましては」とは「私個人としては」の意味になります。
ここでは、「いたす」と「ます」が冬されています。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
これを使用することで、自分の行動をへりくだって表現できます。
そして、このような表現を採用することで、相手への敬意を表現できるのです。
また、「しましては」は、「します」が変形したものです。
これは丁寧語の「ます」が文中に組み入れられているのです。
「私個人といたしましては」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「私個人といたしましては」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが会議に参加していたとします。
そして、会議の中で、あなたは意見を求められました。
しかし、あくまで個人的な見解しか述べられないのでした。
このような場合には、「私個人といたしましては、さきほどの意見に賛成です」と述べるとよいでしょう。
これにより、個人的な見解であることを前提として、発言ができるのです。
この言葉を使用する場合には、「いたしましては」の使い方に注意しましょう。
この言葉は冗長な表現だとも言えるのです。
なぜなら「いたしましては」は、「しては」で言いかえても支障がないのです。
本当に「いたしましては」と表現する必要があるかは、使う前に再考してもよいでしょう。
「私個人といたしましては」を使った例文
「私個人といたしましては」を使った例文を挙げます。
例文のように、自分の考えを述べる際の前提として使用すると、上手に使いこなせることでしょう。
・『私個人といたしましては、先ほどの意見に賛成です』
・『私個人といたしましては、地球環境の改善が重要だと考えます』
・『私個人といたしましては、仕事ばかりに勤しむことを避けたいと考えます』
「私個人といたしましては」の類語と敬語での言いかえ
「私個人といたしましては」の類語と敬語を解説していきます。
「私個人といたしましては」の類似表現
「私個人といたしましては」の類似表現には、「私見ですが」があります。
これは、同じ意味の言葉を非常にシンプルに言いかえたものです。
類似表現として、同じような使い方ができると言えます。
「私個人といたしましては」の敬語表現
「私個人といたしましては」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「個人的な見解で申し上げますと」に言いかえできます。
まとめ
このように「私個人といたしましては」は、個人的見解を述べる場合の「前置き」フレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
