「順次対応いたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「順次対応いたします」とは?
「順次」は、「じゅんじ」と読みます。
これは「順番に従って」との意味で使用される言葉です。
「順次」の「順」は、「したがう」との意味があります。
これは、「順序」、「順接」、「順番」などの言葉で使用されます。
このことから、「次へしたがっていく」ことを表現しているのが、「順次」だと言えるのです。
また、「対応」は、「何かに応じて対処すること」と意味します。
これを「対応いたします」とすれば、謙譲語の表現にできるのです。
これは、「する」の謙譲語が「いたす」であるからです。
「順次対応いたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「順次対応いたします」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの会社で新規サービスを開始したとします。
リリース当日は、多数の申込が殺到しました。
そして、あなたの上司が、申込の処理状況を心配していました。
このような場合には、「申込の数は想定範囲内ですので、順次対応いたします」と述べるとよいでしょう。
この言葉により、順番に申込を処理していくことを、相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「順次」の使い方に注意しましょう。
「対応」と組み合わせて使用する場合に、「順次対応」のように四字熟語のように見えてしまうのです。
文章で使用する場合には「順番に」などに言いかえても使用できるので、文章のバランスを考えてみるとよいでしょう。
「順次対応いたします」を使った例文
「順次対応いたします」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのまま使用しても成立しますし、言葉を加えてアレンジしてもよいでしょう。
・『順次対応いたします』
・『想定外の申込数ではございますが、順次対応いたします』
・『大きなトラブルに見舞われましたが、慌てずに順次対応いたします』
「順次対応いたします」の類語と敬語での言いかえ
「順次対応いたします」の類語と敬語を解説していきます。
「順次対応いたします」の類似表現
「順次対応いたします」の類似表現には、「順番に対応いたします」があります。
「順次」と「順番に」は、同じような意味で使用できる言葉と言えます。
「順次対応いたします」の敬語表現
「順次対応いたします」を別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば行動の主体が相手の場合には、「順次、ご対応いただきたく」に言いかえるとよいでしょう。
まとめ
このように「順次対応いたします」は、順番に対応することを上手に言いかえたフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。