「入梅の候」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「入梅の候」とは? ビジネス用語【一語】

「入梅の候」という言い回しについての解説です。

「入梅の候」とは?意味

「入梅の候」は梅雨入りになりましたという意味で、ビジネスにおいては、ビジネスで作成した文章にて、梅雨入りしましたがどうでしょうかというような文面を記す言い回しになります。

なぜ、このような言い回しをするかについては、この言い回しは、古来の日本の言い回しで、昔の日本の梅雨入りというものを第3者に述べる際、文章を語言い回しにして第3者を敬うことができたがゆえです。

なので、この言い回しで述べるということは、話を向けられた、文面を向けられた人物というものは、敬われるべく人物になります。

「入梅の候」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「入梅の候」は、ビジネスにおいては、相手方が自分よりも立場が上で敬うべき人物である場合に対して、文章や会話の初めのテンプレートにおいて梅雨に入りましたということを述べるために使用します。

そのうえでこの言い回しにおいて注意すべく点は、実際に相手側の住む場所が梅雨入りしているかどうかを確認してから文面に記したり、口頭で述べるのが望ましいという点です。

しかも、日本の場合、梅雨入りしても雨が降らないエリアというものもありますので、そうした場合、このワードは使用しません。


「入梅の候」を使った例文

・『入梅の候となりましたが、お元気でしょうか、つきましては・・・』
・『入梅の候となり、わが社は梅雨に関する商品を開発しましたのでつきましては・・・』

「入梅の候」の返答や返信例

「入梅の候」は、お手紙で梅雨入りしましたがどうであるという文章の場合、手紙自体に変身をする必要があれば、返信を行い、返信内容については、「お手紙ありがとうございます、こちらは梅雨入りしました」という感じで返事をすればよいでしょう。

手紙ではなく口頭の場合、「梅雨に入りました」や、「梅雨入りしていません」と言えば口頭の場合、梅雨である梅雨でないと言えます。

まとめ

「入梅の候」という言い回しについては、この言い回しは、旧来の日本の暦なので、今現在の梅雨入りの時期とは異なるんですが、意味においては梅雨入りを指しますので同じです。

そのうえで、この言い回しの注意点は、一応相手を敬い、梅雨入りしたことを相手に伝えるんですが、絶対にあってはならないのが、使用してはいけないエリアが存在する点です。

たとえば、北海道は、梅雨という概念が無いので、このワードは使用してはいけません。

もし、使用した場合、北海道のことを何も知らないなという風にみられるのでビジネスマンにおいて相手の住んでいるエリアを知らないというのは失礼であるということにつながるので、このワードは使用してよいエリアとそうではないエリアがあるということは覚えておきましょう。