「考えておりません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「考えておりません」とは? ビジネス用語【一語】

「考えておりません」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「考えておりません」とは?

「考えておりません」は、「考えております」の否定形です。

そして、「考えております」は、「考えておる」に丁寧語の語尾「ます」を付与したものです。

さらに、「考えておる」「おる」「居る」と表記できます。

これは「いる」とも「おる」とも読める感じで、その状態にあることを表現するために使用する言葉です。

そのため、「考えておる」を冗長に言いかえれば「考えている状態にある」の意味になります。

このことから、「考えておりません」を冗長に表現すれば、「考えている状態にはない」ということになるのです。

「考えておりません」のビジネスでの使い方、使うときの注意点

「考えておりません」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。

たとえば、あなたが会議で発言を求められたとします。

その内容は、来期の経営方針についての意見を求めるものでした。

しかし、あなたは来期の経営方針について、まだ考えてはいませんでした。

そのため、そのことを正直に申し出ることにしたのです。

このような場合には、「お恥ずかしながら、まだ考えておりません」と返答するとよいでしょう。

これにより、相手に対して自分が考えていない状態であることを、上手に伝達できるのです。

この言葉は、丁寧な表現を除去した場合に注意が必要です。

丁寧な表現を除去して、肯定の言葉にすると「考えておる」になります。

しかし、現代でこのように表現することは少ないでしょう。

このような場合には、素直に「考えている」に言いかえて使用する必要があるのです。


「考えておりません」を使った例文

「考えておりません」を使った例文を挙げます。

例文のように、単独で使用してもよいですし、言葉を加えることでアレンジするのもよいでしょう。

・『考えておりません』
・『私はまだ、考えておりません』
・『お恥ずかしながら、いまだに考えておりません』

「考えておりません」の類語や敬語での言いかえ

「考えておりません」の類語や敬語を解説していきます。

「考えておりません」の類似表現

「考えておりません」の類似表現には、「考えていません」があります。

「おる」「いる」の違いしかないため、同じ場面で同じ使い方ができる類似表現と言えるでしょう。

「考えておりません」の敬語表現

「考えておりません」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。

たとえば、相手が考える立場だった場合には、「考えておられません」に言いかえできます。

まとめ

このように「考えておりません」は、自分が考えていないことを表現するためのフレーズです。

ビジネスでも使用できる言葉ですので、上手に使用するとよいでしょう。