この記事では「ご無理のない範囲で頑張ってください」について解説をします。
「ご無理のない範囲で頑張ってください」とは?意味
無理をしない程度に努力をしてくださいという意味です。
「ご無理」は「無理」に「ご」をつけたもので、反対や困難などを退けてある事柄をすることをいいます。
「ご」は他人の行為を表す語について、その人に対して敬意を表すものです。
「ない」は否定の意です。
「範囲」には、限られた広がり、ある区域という意味があります。
この場合は努力の程度についてを指しています。
「頑張って」は「頑張る」のことで、困難にめげずにやり通すという意味です。
「頑張って」は、励ましの言葉としても使用されます。
「ください」は、相手に何かを求める意です。
「ご無理のない範囲で頑張ってください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、努力をして欲しいときや、励ますときに使用をします。
「ご無理」は、聞き手に対して敬意を表すいい方ですが、「ご無理のない範囲で頑張ってください」は目上の人に対しては使用しません。
目上の人に対して「頑張って」と伝えるのは失礼だからです。
「頑張って」は、上の立場のものから下の立場のものに対して述べられるものです。
期待しているという意味を込めてや、励ましの意味で上のものから伝えます。
その場合は、「ご無理」とはせず「ご」をつけない「無理」を使用します。
また、無理をせずに頑張るとはおかしな表現です。
「無理のない」は、反対や困難などを退けてある事柄をするの意を否定したものです。
「頑張る」は、困難にめげずにやり通すことを意味します。
困難を退けずに、困難にめげずにやり通すでは、意味がおかしくなってしまいます。
無理をしないで欲しいことを伝えるなら「ご無理をなさらないでください」などと表現するとよいでしょう。
頑張って欲しい気持ちを伝えるときは、昇進や異動なら「ご活躍をお祈り申し上げます」などとします。
「ご無理のない範囲で頑張ってください」を使った例文
・『お体に気をつけて、ご無理のない範囲で頑張ってください』
「ご無理のない範囲で頑張ってください」の返答や返信例
頑張るように下の者から言われると頭にくるかもしれませんが、励ましや応援の意味で述べているので、その気持ちを受け取っておきましょう。
気遣いに対して「ありがとう」を伝えてもよいでしょう。
まとめ
この言葉は、頑張って欲しい気持ちや応援する気持ちを伝える際に使用をします。
しかし、丁寧な表現をしていても、目上の人に対して述べるのは失礼になります。
応援の気持ちを伝えるなら、別の表現を用いることが望ましいです。
相手の立場を考えて言葉を選びましょう。