「ご確認の上ご査収ください」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご確認の上ご査収ください」とは?
「の上」は、何かを依頼する場合に、二つのことを列挙するために使用します。
「Aの上B」は「A&B」と同じように使用できます。
つまり、「AをしてからBをして」という依頼が可能なのです。
ここでは「確認してから査収してくれ」と依頼しています。
「ください」は「くれ」を敬語表現したものなのです。
また、「査収」は、内容を検査して納めることを意味します。
これは納品の場合などに、納品する側が使用する言葉として使用されます。
「ご査収ください」のように使用することで、相手に検査と受け取りを同時に依頼できるのです。
このことを考えると、「ご確認の上ご査収ください」は、「確認して、検査して、納めてくれ」と、三つのことを依頼しているとも言えるでしょう。
「ご確認の上ご査収ください」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
「ご確認の上ご査収ください」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが顧客に納品したとします。
納品に際しては、検査時に照合するためのチェックリストも一緒に提示しました。
このような場合には「チェックリストをご確認の上ご査収ください」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に確認と査収を同時に依頼できるのです。
この言葉を使用する場合は、句読点の場所に注意しましょう。
「ご確認の上、ご査収ください」や「ご確認の上で、ご査収ください」と、間に句読点を打つことができます。
そして、ここで句読点を打たないと、文章全体が長い一文節になる可能性があるのです。
なぜなら、この言葉の前後には説明の文章が付与することも想定できるからです。
一文節が長くなり過ぎないように、必要に応じて句読点を活用することをおすすめします。
「ご確認の上ご査収ください」を使った例文
「ご確認の上ご査収ください」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できる言葉ですが、前後に言葉を加える使い方も可能です。
・『ご確認の上ご査収ください』
・『提示した内容をご確認の上ご査収くださいますと幸いです』
・『リストをご確認の上ご査収くださいますようお願いいたします』
「ご確認の上ご査収ください」の類語や敬語での言いかえ
「ご確認の上ご査収ください」の類語や敬語を解説していきます。
「ご確認の上ご査収ください」の類似表現
「ご確認の上ご査収ください」の類似表現には、「お確かめの上お納めください」があります。
これは「ご確認」を「お確かめ」に、「ご査収」を「お納め」に言いかえたものです。
ただし、この場合は「査収」の「検査する」の意味がなくなる点には注意しましょう。
「ご確認の上ご査収ください」の敬語表現
「ご確認の上ご査収ください」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。
たとえば「ご確認の上ご査収いただければと存じます」に言いかえできます。
まとめ
このように「ご確認の上ご査収ください」は、相手に確認と査収を同時に要求できる言葉です。
ビジネスでも使用できるので、上手に活用するとよいでしょう。