「お手をお貸しくださいまして」の言い回しについての解説です。
「お手をお貸しくださいまして」とは?意味
「お手をお貸しくださいまして」は、対象となる者が手助けをしてくれたという意味です。
このワードの意味は、相手に対する印象付けにおいて丁寧に貸してくれたという事実についてどうであると述べている点にあります。
なので、実はこのワード相手を称賛したり、相手の厚意についてありがたいとお礼を述べるワードでありつつ、罵倒する言葉にも変化が可能です。
ただ、あまりこの言い回しで罵倒する人はいないと思いますので、大抵は称賛とか、お礼を述べるワードだという認識でよいでしょう。
「お手をお貸しくださいまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お手をお貸しくださいまして」は、丁寧な物の言い方で、手伝ってくれたことについてどうであるかを述べる前置きで使用します。
どうであるかは前置きとは別に述べますのでどうであるかという部分は、称賛だったり罵倒だったりします。
そのうえで、このワードの注意すべく点は、称賛においては特に注意点はありませんが、罵倒で使用する場合、丁寧な罵倒という一見すると矛盾することが起き、相手を馬鹿にすることを意味する罵倒になるので注意です。
例をあげますと、「お手をお貸しくださいまして大変恐縮ですが、あなたの手伝いは全く意味がありませんでした、はっきり言って役立たずです」と言ってのければ、前置きにおいて、おっ称賛するのかと相手が認識するところを、なんで、ボロクソに罵倒されてるんだという風に話を持っていくことが可能で、相手を馬鹿にした罵倒が成立します。
「お手をお貸しくださいまして」を使った例文
・『お手をお貸しくださいましてありがとうございました』
「お手をお貸しくださいまして」の返答や返信例
このワードは、前置きにおいて手伝ってくれたお礼であるという場合、返すべき答えは、「当然のことをしたまでです」が返事になります。
無論罵倒されている場合、「商談を打ち切ります」とか「契約は破棄の流れでよいですね?」という形でその場を離れるというのも返事になります。
まとめ
「お手をお貸しくださいまして」という言い回しが出てくると大抵の人が称賛とかお礼を相手側が述べるなと感じることが多いです。
しかし、このワード実は罵倒することも可能で「お手をお貸しくださいましてありがたいんですが、あなたの行動は実に役に立ちません」と言い切れば、相手を罵倒し役立たずだったと言い切れるのです。
よって、このワードは相手を称賛したり、相手の厚意についてお礼を述べる言葉でありつつ、相手を罵倒することも可能なので、扱いは注意して扱い、丁寧な物言いなんだから罵倒に見て取れることを言っても大丈夫だろうと考えてはいけません。