「保管してください」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「保管してください」とは?
「保管」は、「物をあずかり、状態保って管理すること」を意味します。
ここでは「してください」と組み合わせて使用されています。
「ください」や「してください」は、「くれ」や「してくれ」を意味する丁寧語です。
ここでは「保管してください」と使用しているので、「保管してくれ」の意味で使われています。
これは、物を預ける場合に使用できる言葉です。
ものを預けた場合に、預かってもらった時点の状態を維持して欲しい場合に、保管してくださいと表現できるのです。
これが、預かった状態から変化する場合には使用できない言葉です。
たとえば資金を運用してもらう場合には使えませんし、修理をお願いする場合にも使えないのです。
これらは、預けた状態からの変化を前提とした行為であるからです。
「保管してください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「保管してください」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが新規でシステム開発したとします。
そして、設計書が委託先から納品されました。
そしてその設計書は、瑕疵担保の範囲を示すものなので、厳重に保管する必要があったのです。
このような場合には、「納品時点の設計書を、厳重に保管してください」と述べるとよいでしょう。
これにより、改変を加えないで保存しておくこと、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、語尾が断定的なことに注意しましょう。
「保管してください」は丁寧な言葉ですが、語調によっては命令のようにも聞こえます。
できるだけ丁寧な調子で伝えるか、語尾を疑問文などで濁すように、工夫するとよいでしょう。
「保管してください」を使った例文
「保管してください」を使った例文を挙げます。
例文のように、言葉を加えることでさまざまな使い方ができます。
状況に応じて柔軟に使用するとよいでしょう。
・『3年間は保管してください』
・『できるだけ厳重に保管してください』
・『しっかり保管してくださいますよう、お願いいたします』
「保管してください」の類語や敬語での言いかえ
「保管してください」の類語や敬語を解説していきます。
「保管してください」の類似表現
「保管してください」の類似表現には、「保存してください」があります。
「保管」と「保存」はニュアンスの異なる言葉ですが、類似の表現だと言えるでしょう。
「保管してください」の敬語表現
「保管してください」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。
たとえば「保管してただきたい」に言いかえできます。
まとめ
このように「保管してください」は、相手に保管してほしい場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。