この記事では「万が一ご被害等がございましたら」について解説をします。
「万が一ご被害等がございましたら」とは?意味
もしも被害が出ているなら、という意味です。
「万が一」には、めったにないことだけれど非常にまれにあること、めったにない事柄が起こると予想するさまという意味があります。
「ご被害」は「被害」を敬意を表す言い方にしています。
「ご」は他人の行為や持ち物などを表す語につけると、その人に対して尊敬の意を表します。
「等」は、一例をあげて、他にも同じような物事があるという意を表します。
また、婉曲にいう意もあります。
「ございまし」は「ございます」のことで、「ある」の意の丁寧語です。
「たら」は仮定の意を表します。
「万が一ご被害等がございましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が被害を受けているかもしれないときに用います。
被害が出ることはめったにないと思うけれど、もしも被害が出たならば、という意味です。
この言葉を伝えている時点では、被害が出ているのか、出ていないのかを話し手の方では把握していません。
「たら」の後には、連絡をして欲しい、力になるという意味の言葉が続きます。
後に続く言葉も丁寧にします。
被害が出ていないか尋ねるのは、もしも被害が出ているなら手助けをしたいと考えているからではないでしょうか。
このように尋ねて被害があると知っていながら、手助けをしないのは不親切です。
聞き手の方で困った事態になっているなら、何かしら手助けをしたいものです。
どういった状況なのかを把握し、適切な行動をとりましょう。
相手の方で被害が出ている可能性があるときは、仕事の話は控えるようにします。
「万が一ご被害等がございましたら」を使った例文
・『万が一ご被害等がございましたら、ご連絡ください』
「万が一ご被害等がございましたら」の返答や返信例
被害が出ているなら、それを知らせましょう。
現在どうなっているのかを具体的に伝えます。
被害状況を確認するときは安全に気をつけてください。
自然災害による影響を受けているとき、足元が滑りやすかったり、強風によって物が飛んできたりなどすることがあります。
状況を確認することは大切ですが、自分の身の安全を確保することの方が大切です。
被害がなければ、何もないことを伝えます。
無事であるとわかれば、安心してもらえることでしょう。
まとめ
この言葉は、被害が出ているかもしれない相手に伝えるものです。
まずは状況を確認することが大切です。
すぐにでも行動を開始したいかもしれませんが、焦ると失敗のもとなので、落ち着いて状況を確認しましょう。