「暇にかまけて」とは?使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「暇にかまけて」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「暇にかまけて」について解説をします。

「暇にかまけて」とは?意味

他のことをおろそかにするという意味です。

「暇」には、自由に使える時間、ある事柄を一時的に中断してできるわずかな時間、休暇という意味があります。

「一日中暇」という場合は、自由に使える時間という意味で用いており、「食事をする暇もない」という場合は、ある事柄を一時的に中断してできるわずかな時間という意味で用いています。

「かまけて」「かまける」のことで、あることに気を取られて他のことをおろそかにするという意味です。

「暇にかまけて」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、自由に使える時間があることをいいことに、多くの時間をついやすさまを指して用います。

正しくは「暇に飽かす」です。

「飽かす」には、ありあまっているものを十分に利用するという意味があります。

「かまけて」は、あることに気を取られて他のことをおろそかにするという意味で、「テレビにかまけて勉強を後回しにする」のような用い方をします。

この場合は、テレビに気を取られて、勉強がおろそかになっていることを意味しています。

自由に使える時間があることに気を取られて他のことがおろそかになるでは、意味がわかりません。

そのため、「暇にかまけて」は間違いです。

自由な時間が十分にあれば、その時間を使って何かを行うことができるでしょう。

たとえば、プラモデルを作ることです。

仕事をしていると、朝は早く家を出て、夜は遅くに帰宅することが珍しくありません。

自由に使える時間が少なく、プラモデル作りに十分な時間を使えません。

しかし、暇があれば多くの時間をプラモデル作りにあてることができます。

または、知りたいことを気のすむまで調べるということもできます。

時間がないと調べるために図書館や博物館などに出かけることが難しいですが、十分な時間があればいくらでも行うことができます。


「暇にかまけて」を使った例文

・『暇にかまけて映画鑑賞をする』

「暇にかまけて」の返答や返信例

この言葉自体に返答することはありません。

雑談の中で出てくることが多い言葉で、何をしたのかが語られるので、話し手が何をしたのかに耳を傾けましょう。

人間には、自分の話を聞いて欲しいという欲求があります。

途中で別の話を挟んでしまうと、話し手を不快にさせるので、しっかりと耳を傾けることが望ましいです。

まとめ

この表現は間違いで、「飽かす」と表現します。

自由に使える時間があることをよいことに、多くの時間を費やすという意味があります。

仕事が忙しいとなかなか暇な時間ができませんが、暇な時間がたっぷりあればやりたいことを十分に行えることでしょう。