この記事では「暇に飽かす」という言葉について説明していきます。
「暇に飽かす」とは?
暇があることを良しとして多くの時間を過ごしてしまうという意味の言葉で、なにか行動をするという意味合いではなく、「久々の連休だったから暇に飽かすことにした」という使い方では特に目立つことは何もしなかったということになります。
暇を潰す、暇だからゲームでもするというような方向に進む言葉でもあり、暇に任せて大きな目的ではないことをするということになります。
「暇に飽かす」の使い方や使われ方、使うときの注意点
まず会社において使われる可能性はほぼゼロと言え、連休の過ごし方などプライベートが含まれる社員同士の会話で使うことはありえますが、朝礼やプレスリリースにおいて「暇に飽かす」という言葉が入ることは決定的にないといえます。
「暇に飽かして社内で掃除をしていた」ということは会社によってはあり得るともいえますが
自由に時間が使える状況での個人において使われることが多い言葉といえます。
そのため、「体調が悪くて寝ていた」であっても「暇に飽かす」とは違うシチュエーションと言えるでしょう。
なお、接客において店員側が使うこともほぼありえないと言える言葉です。
「暇に飽かす」を使った例文
・『社内が停電したため暇に飽かす事になってしまう』
社内が停電してできることがなく時間をつぶすことのみになってしまったという、かなり稀なケースです。
・『暇に飽かして毎日 本を読んでいた時期がある』
本を読むことはいいことではありますが本を読みたいという強い熱意で行うのではなく、結果的に本を読んだということになります。
・『暇に飽かして社内で掃除をしていた』
社内でする仕事がなく掃除をするという例ですが、社としての許可があってのことのためかなりイレギュラーなことと言えるでしょう。
「暇に飽かす」の類語や言いかえ
「暇だったため」「特にやるべきことがなかったため」「時間が余っていたため」などが言いかえとして使えます「暇に飽かす」よりも「暇だったため」の方が言葉としてはわかりやすいともいえます。
「暇に飽かす」の類語
「暇をつぶすため」「時間をつぶすために」という言葉も類語になりえます。
「暇に飽かす」の敬語
相手がその行動を見て「暇に飽かす」という言葉を使うことが極めて少なく、「お暇に飽かされて」などと言えなくはないですが、実際に使うシーンはまずないでしょう。
まとめ
暇に飽かしてという言葉は時間が余ったのでなどと言いかえることができる言葉で、何もしないというわけではないものの本業ではないことをするということも含まれています。
ビジネスにおいて社内などを指してはまず使わない言葉と言えます。