「貴重なお時間を頂戴したにも関わらず」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「貴重なお時間を頂戴したにも関わらず」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「貴重なお時間を頂戴したにも関わらず」について解説をします。

「貴重なお時間を頂戴したにも関わらず」とは?意味

時間をかけてくれたのに、という意味です。

「貴重」には、手に入れることが難しいさま、非常に大切なさまという意味があります。

「お時間」は、相手を敬って時間をいう語です。

「貴重なお時間」という場合は、空いている時間が非常に大切であるさまを表していることになります。

「頂戴」は、もらうことをへりくだっていう語です。

何かをもらうのは話し手側になります。

「関わらず」は、~なのにそれでも、~であるのにという意味です。

~に、~にもの後について使われます。

「貴重なお時間を頂戴したにも関わらず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、時間をかけてくれたのに、何かを達成することができなかったとき、望んでいた通りにはならなかったときに使用をします。

「関わらず」の後には、どうなったのかを表す言葉が続きます。

たとえば、A社とB社が契約をしようと考えており、そのための話し合いをしたとします。

B社から「こういったことをしませんか」という誘いがあり、その話をA社が聞くことになりました。

話を聞いてよく考えた結果、A社はB社と契約はしないという結論を出しました。

わざわざB社の人に説明をしてもらったのに、契約をしないという結論を出したのは申し訳ないです。

B社には貴重な時間を使わせてしまいました。

そういったときにA社側からこのような言葉を述べます。

望ましくない結果になったときに使用をするもので、望んでいたような結果になったときには使用をしません。

「関わらず」は、平仮名で書いたり、漢字では「拘らず」「係わらず」と書いたりもします。


「貴重なお時間を頂戴したにも関わらず」を使った例文

・『貴重なお時間を頂戴したにも関わらず、このような結果になり申し訳ありません』

「貴重なお時間を頂戴したにも関わらず」の返答や返信例

どのような結果になったのかによって返答の内容が変わります。

依頼を引き受けてもらえなかった、契約を結ぶことができなかったといった場合は、次の機会につながる言葉を伝えておくとよいでしょう。

今回はダメでも、次回はこちらの要望を受け入れてくれる可能性があります。

望んでいたような結果にはならず、時間を無駄にしてしまったと思うかもしれませんが、そのことを態度や言葉には出さないようにしましょう。

まとめ

この言葉は、わざわざ時間を使ってくれたのに、相手が望んでいるような結果にならなかったときに使用をします。

相手にとって望ましくない結果となってしまったことに対して、申し訳ないという気持ちを表すようにすると、気遣いを示すことができます。