みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「これからも元気にがんばってください」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「これからも元気にがんばってください」とは?
「これからも」は、「この先もずっと」という意味合いの言葉です。
「元気で」は心も体も健やかである様子を表しています。
「がんばってください」は、相手を励ます言葉で、「頑張ってください」と漢字表記されることもあります。
つまり、「これからも元気にがんばってください」は、この先もずっと健やかで活躍できるよう、相手を励まし応援する言葉です。
「これからも元気にがんばってください」の使い方や注意点
ビジネスシーンでは、転職や転勤、異動など、苦楽を共にした仲間と離れ離れになることも多いものです。
そういった場面で、新しい職場でもこれまで同様に元気に活躍できるよう、願いを込めて励ます言葉が、「これからも元気にがんばってください」です。
言い方としては、カジュアルさがあるため、同僚や部下にあてたメッセージとして活用することができる言い回しです。
もしも、目上の上司にあてたメッセージとする場合は、丁寧な敬語表現の言い換えを工夫する必要が出てきます。
いくら励ましや応援の言葉でも、相手に対する敬意やこれまでの感謝の気持ちを忘れてはいけません。
正しい敬語表現で気持ちよく伝えられるよう、言葉遣いに注意して、状況に応じた言い換えを使いたいところです。
「これからも元気にがんばってください」の言い換え
・『お体を大切に充実した日々を過ごしてください』
・『ご健闘をお祈りしております』
・『成功をお祈りしております』
・『新天地でのご活躍をお祈りいたします』
・『新しい環境でも元気に頑張ってください』
・『今後益々のご活躍をお祈り申し上げます』
目上の相手に対しては、「頑張ってください」という表現は適切とは言えません。
また、「期待しています」も同様、目上の上司に対しては失礼にあたります。
相手の立場や状況を見極めて、言葉遣いを選択するよう心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「これからも元気にがんばってください」は、相手の心身の健全を願い、この先の活躍を応援する思いやりと励ましの言葉です。
「がんばってください」や「期待しています」といった言葉は、目上の相手に対しては避けるべき表現です。
「これからもお体に気を付けてご活躍ください」といった言い回しを土台として、より丁寧な敬語表現や、あなたと相手との間柄に相応しい表現なども工夫して、美しい日本語で、心に響くメッセージを届けたいものです。
