「ぬかりない」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「ぬかりない」とは?
「ぬかりない」は、「抜かりない」と表記できます。
これは、不注意た漏れなどがない様子を示す言葉です。
これは「手抜かり」という言葉の、「抜かり」だけが使用された言葉だと推察できます。
この言葉を使用する場合には、「ぬかりない様子」、「ぬかりないように」などと使用します。
ビジネスでも、仕事の段取りなどに対して「ぬかりない」と表現できます。
また、「ぬかりない」とそのまま使用したり、「ぬがりがない」や「手ぬかりがない」などのように、「が」を挟んで使用することもできます。
さまざまな応用方法があるので、上手に活用するとよいでしょう。
「ぬかりない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「ぬかりない」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが大事な会議を開催するとします。
その会議の準備は、後輩にお願いしていました。
しかし、配布資料の印刷、プロジェクターなどの機材の用意、マイクなどの音響設備など、気になる箇所はたくさんありました。
このような場合には、「くれぐれも準備にぬかりないように尾買いします」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して不備や不注意がないように促すことが可能なのです。
この言葉を使用する場合は、「ぬかり」を単独で使用しないようにしましょう。
「ぬかり」は「ぬかりない」とセットで使用するから成立する言葉です。
これを「ぬかり」単独で使用することはないのです。
あやまった使い方をしないように注意するとよいでしょう。
「ぬかりない」を使った例文
ここでは、「ぬかりない」を使用した例文を挙げていきます。
例文のように、何かに不備や不足がないことを表現して「ぬかりない」を使用すると、上手に活用できることでしょう。
・『いつも準備にぬかりないので驚いています』
・『今回の段取りは、くれぐれもぬかりないようにお願いします』
・『事前の準備にぬかりない様子でした』
「ぬかりない」の類語や言いかえ
それでは、「ぬかりない」を類語で言いかえるとどうなるでしょうか。
「手落ちない」
「ぬかりない」は「手落ちない」が類語と言えるでしょう。
「抜かり」は「抜け」を意味しますので、「手落ち」でも同じ意味として使用できるのです。
「遺漏ない」
また、「遺漏ない」も「ぬかりない」の類語と言えるでしょう。
こちらも、こちらも、忘れたり漏れたりしていないことを示しているので、同じ意味を持つ言葉だと言えます。
まとめ
このように、「ぬかりない」は、不備や不足が無い様子を、上手に言い換えたフレーズです。
ビジネスでは、何かの準備の場面などで使用できる言葉だと言えます。