条件に当てはまる方が、いないことがあります。
「該当者なし」の適切な使い方を見ていきましょう。
「該当者なし」とは?
この場合の該当は、当てはまることをいいます。
授賞や合格に用いられる言い方です。
「該当者なし」と否定の表現が含まれているので、条件に合う人がいない状況をあらわしています。
「該当者なし」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
採用や選考の担当をしている中で、希望に見合う人がいなくて困ることがあるかもしれません。
弱り果ててしまった時に用いたいのが「該当者なし」という言い回しです。
文字通り「該当する者がいないこと」をあらわしています。
一方ビジネスシーンで、この表現を使う時は注意が必要です。
とくに公の場で「該当者なし」と言い切ってしまうと、高圧的な印象がぬぐえず企業のイメージダウンにつながります。
「大変申し訳ございませんが、本年は採用を見送らせていただきます」など、遠回しな表現に改めていきましょう。
その他の言い方も覚えて、スマートに用いていきましょう。
「該当者なし」を使った例文
・『該当者なしの決定をさせていただきます』
・『協議の結果は、残念ながら該当者なしです』
「該当者なし」の類語や敬語での言いかえ
よく似ている言い方と丁寧な表現を見ていきましょう。
「該当者なし」の類似表現
似ている言い方に「当該者なし」があります。
「当該者」も条件に当てはまる方という意味があります。
人材募集の際に使われますが、関係者という意味も含まれているので注意しておきましょう。
「該当者なし」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「条件に見合う方は、いらっしゃいませんでした」や「該当する方は、おられませんでした」があります。
また公の場では「採用を見送らせていただきます」や「表彰は差し控えさせていただきます」とします。
「該当者なし」の返答や返信例
このような連絡がきたら、厳かに受けとめていきましょう。
あえてこちらから連絡をする必要はないので、結果を粛々と受けとめておきたいです。
まとめ
「該当者なし」をお伝えしました。
正しい意味を知って、敬語の上級者を目指してください。