この記事では「お使いいただけません」について解説をします。
「お使いいただけません」とは?意味
使用することができないという意味です。
「お使い」は「使う」に「お」をつけたものです。
「使う」には、物をある事柄に用いる、人に何かの働きをさせる、あれこれと心を働かせるなどいくつかの意味がありますが、この場合は物の意味で使用をしています。
「お」は動詞の連用形について使われます。
したに「いただく」をともなう形で使用をすると、相手にある行為をしてもらうことをへりくだった言い方になります。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「ません」は丁寧な打消しの語です。
「お使いいただけません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを使うことができないときに用います。
使うものは、物質としてのものです。
人を雇って用をさせたり、心を働かせたりする意味の「使う」ではありません。
相手に何かをしてもらうことをへりくだった言い方をして、敬意を表しています。
しかし、目上の人に対してこのような表現をすると失礼です。
「いただけません」という表現は、相手を強く拒んでいる印象があります。
「ません」は打消しの語で、打消しの語を使用すると、拒否している印象が強く出てしまうのです。
こういった表現をすると相手を不快にさせる可能性がありますが、一言添えるだけで印象が変わります。
たとえば、「申し訳ありませんが」と一言添えると、柔らかく伝えることができるのです。
目上の人だけでなく、誰かに対して何かを断るときには、このような一言を添えると印象が柔らかくなります。
使えないと伝えるだけでなく、なぜ使えないのか、どのようにすれば使えるようになるのかなども伝えると親切です。
たとえば、クレジットカードの場合だと、利用上限額を超えている、有効期限が過ぎているなどの理由によって使えないことがあります。
有効期限が過ぎている場合なら、新しいカードを使うようにと指示できます。
「お使いいただけません」を使った例文
・『申し訳ございませんが、お使いいただけません』
「お使いいただけません」の返答や返信例
なぜ使えないのかを知りたい場合には、理由を教えてもらいます。
どのようにすれば使えるようになるのかを知りたい場合には、使い方を教えてもらいます。
使えないことに対して怒りを感じるかもしれませんが、怒っても何も解決しません。
冷静に対応をしましょう。
まとめ
この言葉は、聞き手が使いたい何かを用いることができないときに述べるものです。
強く拒否している印象があるので、一言添えて断ることが望ましいです。
そのようにすると穏やかに伝えられます。