「終生」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「終生」とは?
これは、生きている間はずっとという意味で使用される言葉です。
「終生」は「生が終わるまで」という内容が熟語になったものです。
これは、「一生」や「生きている間は」などと同等の意味を持つ言葉だと言えます。
たとえば、「このご恩は終生忘れません」のように使用できます。
また、「一生」や「生きている間は」に比べると、「終生」のほうがフォーマルな印象になります。
そのため、ビジネスシーンや敬語表現に置いて、使用するのに適したものだと言えるのです。
これらのことから、「終生」が、生きている間はずっとという意味で使用される言葉であると分かるのです。
「終生」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、会社を辞めることになったとします。
すると部長が、あなたを送り出すために、あたたかいメッセージを用意してくれたのでした。
このような状況で、「部長からいただいたお言葉は、終生心に留めておきます」と言うとよいでしょう。
これによって、一生忘れないということを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使うときは、「終生」の表現方法に注意するべきです。
これは「一生」や「生涯」などに置き換えて使用できます。
また、「生きている間は」や「生きているかぎり」などに言い換えると、印象の違う表現にできるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「終生」を使った例文
ここではいくつかの例文を挙げています。
このように、前後に適切な言葉を付け加えると、自然な使い方ができるのです。
・『このご恩は、終生忘れることはないでしょう』
・『いただいたお言葉は、終生心にしまっておきます』
・『頂戴した品物は、終生大事にしたいと思います』
「終生」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「終生」の類似表現
これの類似表現として、「一生」が挙げられます。
「終生」と「一生」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「終生」の敬語表現
この言葉を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合は、たとえば「終生大事にいたします」のように、他の言葉を組み合わせるとよいでしょう。
なお、これは謙譲語を組み合わせた敬語表現の形になっているのです。
まとめ
このように、生きている間はずっとという意味で、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。