みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「私からご説明いたします」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「私からご説明いたします」とは?
会議や打ち合わせなどで、資料について事前に説明することは多いものです。
そういった場面で、主に資料作成者が説明係を担うことがあり、「私からご説明いたします」と進み出て、参加者に説明をするわけです。
「ご説明いたします」は、目上の相手に対する丁寧な言い方であることから、会議に参加しているメンバーの中に、目上の上司や取引先の相手がいる場面で使う言葉と言えます。
「私からご説明いたします」の使い方や注意点
ビジネスシーンにおいて、資料内容の説明、現場での取り組み方、意見やアイデアなど、相手に説明を行う際に「私からご説明いたします」がとてもよく使われています。
会議や打ち合わせをスムーズに進行させるために、説明内容を熟知している人が担当する必要があるため、自ずと資料作成がその役目を担うことが多くなります「私からご説明いたします」を使う上での注意点としては、敬語表現のバランスが挙げられるでしょう。
「私からご説明いたします」は、決して失礼な言い方ではなく、目上の相手に使える丁寧な表現です。
とはいえ、よりかしこまった場面でも活用できる言い換えやフレーズがあれば、役員や取引先の相手がいるような緊張する場面においても、堂々とした態度で説明に入ることが出来そうです。
例えば、「それでは、僭越ながら私から資料についてご説明申し上げます」と切り出せば、聞く人も姿勢を正すような思いで聞き入れてくれるでしょう。
「私からご説明いたします」の言い換え
・『僭越ながら私からご説明申し上げます』
・『恐れながら私からご説明申し上げます』
・『及ばずながらご説明申し上げます』
・『勝手ながら私から説明させていただきます』
・『私からご案内いたします』
・『私からご紹介いたします』
「僭越ながら」や「恐れながら」は、一歩引いたニュアンスの謙譲語として表現できています。
「未熟者ですが」という意味合いを含むとも言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「私からご説明いたします」は、資料についての説明をはじめ、問題や課題への取り組み方、新しいアイデアや提案などを述べる場面で、発言する役目を担うことを伝えた言葉です。
こういった一言で、その場の空気感が引き締まり、聞き入れる態勢を取ってもらう効果も期待できます。
スムーズな進行は会議時間の短縮に繋がり、限られた時間を有意義に活用できるわけです。
さりげない一言にも意識を傾けて、大切にしていきたいものです。
