「含めまして」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「含めまして」とは?
これは、何かを含めるということを丁寧な言葉遣いで表現したものです。
「含む」は「範囲の中に入っている」や「内側にある」などの意味を持ちます。
これを「含める」とすれば、「含む」ように仕向けるような意味の言葉遣いになるのです。
また、「ます」は丁寧語の語尾として使用されます。
これは、動詞に組み合わせて使用することで、言葉の印象を丁寧なものにするのです。
ここでは「ます」を「まして」という形にして使用しています。
これらのことから、この言葉が何かを含めるということを丁寧な言葉遣いで表現したものであると分かるのです。
「含めまして」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、上司から費用算出を求められていたとします。
そして、特に原価に関係する部分については、上司から細かな要望を聞いていたのでした。
このような状況で、「それでしたら、ご要望事項もコストに含めまして考えるようにいたします」と言うとよいでしょう。
これによって、要望事項をコストの中に勘案する様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「含めまして」の表現方法に注意するべきです。
これは「含めて」のようにすると、丁寧語を使わない形にできます。
また、「包含しまして」や「勘案しまして」のように、類似の言葉で置き換える手段もあるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「含めまして」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前後に言葉を付け加えると、自然な表現を作り出せるのです。
・『ご意見を含めまして検討して参りたいと思います』
・『ご要望をコストに含めまして考える所存です』
・『いただいた内容を含めまして資料に反映いたします』
「含めまして」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「含めまして」の類似表現
これの類似表現として、「含めて」が挙げられます。
「含めまして」と「含めて」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
なお、この場合は丁寧語の意味が無くなりますので、注意しましょう。
「含めまして」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「含めるようにいたしまして」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、何かを含めるということを丁寧な言葉遣いで表現する場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
