「しばしお付き合いください」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「しばしお付き合いください」とは?
「しばしお付き合いください」は、相手にしばらく聞いていた欲しい場合に、使用できる言葉です。
これは、しばらくの間、自分のペースで物事が進行する場面で使用されます。
議論など、双方向のやりとりが発生する場合には使用されません。
説明を聞いてもらう、動画を見てもらうなど、相手がしばらくの間「受動的」な状態になる場合に、「しばしお付き合いください」と表現できるのです。
なお、「お付き合いください」は「付き合ってくれ」を尊敬語に言い換えたものです。
「くれ」を意味する「ください」に言い換えると、相手に敬意を示す表現にできるのです。
「しばしお付き合いください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「しばしお付き合いください」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが研修講師を務めたとします。
研修の中では、ある動画を受講者に見てもらうことにしました。
このような場合には、「動画を流しますので、しばしお付き合いください」と述べるとよいでしょう。
これにより、しばらく動画を見る行為に付き合ってほしいことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ください」の使い方に注意しましょう。
「ください」には、語尾の応用バリエーションが多数あります。
たとえば、「くださいますか」、「くださいますと幸いです」、「くださいますようお願いします」などが挙げられます。
状況や相手によって、適切な語尾を用いて使用するとよいでしょう。
「しばしお付き合いください」を使った例文
「しばしお付き合いください」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、語尾をアレンジして使用してもよいでしょう。
・『しばしお付き合いください』
・『しばしお付き合いくださいますと幸いです』
・『しばしお付き合いくださいますようお願いいたします』
「しばしお付き合いください」の類語と敬語での言いかえ
それでは「しばしお付き合いください」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「しばしお付き合いください」の類似表現
「しばしお付き合いください」の類似表現には、「少しだけお付き合いください」があります。
「しばし」と「少しだけ」は、同じような意味で使用できる言葉なのです。
「しばしお付き合いください」の敬語表現
「しばしお付き合いください」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「しばしお付き合いいただきたく」のように言いかえできます。
まとめ
このように「しばしお付き合いください」は、相手に付き合ってもらいたい場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。