「芳しい状況」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「芳しい状況」とは?
「芳しい状況」は、「かんばしいじょうきょう」と読みます。
「芳しい」は「好ましい」を意味する言葉です。
ビジネスで使用される場合には、「好ましい」として使用されます。
しかし、本来の意味には「かおりがよい、かぐわしい、香ばしい」などがあります。
これは「芳香剤」という言葉で「芳」が使用されていることからも想像ができます。
ビジネスで「芳しい状況」と言えば、上手くいっている状況を示します。
逆に「芳しくない状況」と言えば、何かしら問題があることを示すのです。
どちらの使い方もできますが、多くの場合は否定形と組み合わせて使用される言葉でもあります。
「芳しい状況」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「芳しい状況」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で新規ビジネスを進めていたとします。
そして、その新規ビジネスは、契約数に伸び悩んでいました。
このような場合には「芳しい状況とは言えません」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に好ましくない状況であることを伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、使い方に注意が必要です。
「芳しい」は、ポジティブな表現で使用されることが少ない言葉なのです。
「とても芳しいです」とは使用せず、「あまり芳しくない」のように否定と組み合わせて使用するのが一般的と言えます。
誤りではありませんが、使い方に傾向があることに注意するとよいでしょう。
「芳しい状況」を使った例文
「芳しい状況」を使った例文を挙げます。
否定形の言葉と組み合わせると相性良く使えることが、例文からも分かるのではないでしょうか。
・『芳しい状況とは思えません』
・『芳しい状況には、全く見えません』
・『とてもではございませんが、芳しい状況とは言い難いでしょう』
「芳しい状況」の類語や言いかえ
「芳しい状況」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「好ましい状況」
「芳しい状況」の類語には「好ましい状況」があります。
「芳しい」と「好ましい」が同じ意味で使用できるので、同じように使える言葉だと言えます。
「望ましい状況」
また、「望ましい状況」も「芳しい状況」の類語と言えます。
こちらも、「芳しい」と「望ましい」が近い意味を持つため、類語と言える言葉なのです。
まとめ
このように「芳しい状況」は、「好ましい状況」を上手に言いかえたフレーズです。
非定期と組み合わせて使用される傾向が強いので、使う場合には注意するとよいでしょう。