「レッテルを貼られる」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「レッテルを貼られる」とは?
「レッテルを貼られる」は「人格や特性を決めつける」との意味で使用される言葉です。
そしてこれは、先入観を持つとの意味で、ネガティブなに使われる言葉なのです。
レッテルはオランダ語の言葉です。
これを英語に直せばラベルになります。
商品にラベルを張る場合は、画一的な記号を付与します。
それは、価格であったり、30%引きなどの記号であったりします。
そのような決めつけた何かを、人物に対して付与する場合には、それは自然に悪い印象で使う言葉になるのです。
ここでは「レッテルを貼られる」としています。
この場合の「られる」は受け身の表現と考えるのが普通です。
しかし、敬語表現だと考えることもできるのです。
「レッテルを貼られる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「レッテルを貼られる」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの部門が赤字だったとします。
そして、なかなか赤字を解消できない状況が続いていました。
このような場合には「赤字部門のレッテルを貼られることになりそうです」と述べるとよいでしょう。
これにより、会社側から赤字部門と認定され、決めつけられる様子を、巧みに言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、二つの用法があることに注意しましょう。
たとえば「部長が彼にレッテルを貼られるには理由がある」とすれば、部長が貼る行為に敬意を示すことになるのです。
受け身の表現なのか、尊敬語の表現なのかは識別が難しいので、周囲の言葉で理解できるように補う必要があるのです。
「レッテルを貼られる」を使った例文
「レッテルを貼られる」を使った例文を挙げます。
・『このままでは、会社から無能社員のレッテルを貼られる』
・『毎年赤字が続けば、赤字部門のレッテルを貼られることでしょう』
・『部長から、不良社員のレッテルを貼られる』
「レッテルを貼られる」の類語や言いかえ
「レッテルを貼られる」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「烙印を押される」
「レッテルを貼られる」の類語には「烙印を押される」があります。
「烙印を押す」も決めつける、先入観をもってみなすことを意味するので、同じように使用できるのです。
「決めつけられる」
また、「決めつけられる」も「レッテルを貼られる」の類語と言えます。
こちらは、あまり工夫のない表現ですが、「レッテルを貼られる」と同じ意味で使用できる言葉だと言えます。
まとめ
このように「レッテルを貼られる」は、「人格や特性を決めつけられる」ことを意味して使われるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。