「ひょんなことから」とは?使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「ひょんなことから」とは? ビジネス用語【一語】

みなさんは、「ひょんなことから」という言葉をご存じでしょうか。

この記事では、この言葉の意味や使い方、使う際の注意点、例文や言い換えについて、詳しく解説していきます。

「ひょんなことから」とは?

日常生活の中で、ちょっとしたきっかけで起きた事柄を言う場面で、「ひょんなことから」を使うことがあります。

「ひょんな」という言葉は、日本語としては漢字で書き表すことは無く、何かの言葉から派生した表現であると分かります。

中国語の「凶」という文字は、中国語で「ひょん」と発音することから、「凶」「ひょんな」の言葉の由来とする説があります。

「凶」は、「わざわい、悪いこと」という意味合いを持つ言葉ですが、おみくじや占いなどで見ることがあります。

おみくじで「凶」を引くと「ハズレを引いた」と絶望しがちですが、実は、「凶」には「気をつけると良いことに出会える」というニュアンスが含まれています。

おみくじの「凶」には、そういった神様からのメッセージが込められているのです。

このことから、「ひょんなことから」には、「ちょっと気にしていたことから」あるいは、「些細なことから」というニュアンスがあることを理解できます。

「ひょんなことから」の使い方や使われ方、使うときの注意点

身の回りで起きた事柄について、思いもよらないきっかけによるものである場合に、「ひょんなことから」が使われています。

想定していなかったこと、突然降りかかった出来事、という意味では、「凶」の文字がイメージされることも分かります。

つまり、「思いもよらない些細なことがきっかけで」という意味合いとして、「ひょんなことから」を使えるというわけです。


「ひょんなことから」を使った例文

・『ひょんなことから彼と知り合えた』
・『ひょんなことから子猫を飼うようになった』
・『ひょんなことから盆栽に興味を持った』
これらの例文は、「思いもよらないことがきっかけで、そのようになった」、という場面であることが分かります。

つまり、「きっかけ」+「そうなった」という流れを感じ取ることができる表現です。

「ひょんなことから」の類語や言いかえ

「ひょんな」という言葉が持つ意味合いから、言い換え表現を考えることが出来ます。

例えば、「些細なことがきっかけで」あるいは、「思いもよらぬきっかけで」などの言葉が見えてきますので、「きっかけ」+「そうなった」に当てはめることで言い換え表現を工夫することが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「ひょんなことから」は、「思いもよらないことがきっかけとなり」という意味合いがあることが分かりました。

このような場面は、日常的によくある光景です。

まとめ

たとえ「凶」という文字が言葉の由来であったとしても、それを前向きにとらえることが、新しい何かに発展するきっかけを与えてくれるのかも知れません。