「ほぼ」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「ほぼ」とは?
「ほぼ」は「粗」や「略」と書けます。
これは「粗い」や「略する」という言葉でも使用されることから、「だいたい、おおよそ」などの意味を示す言葉と分かるのではないでしょうか。
この言葉を使用する場合は、「ほぼ確実」や、「ほぼ見えない」など、何かの言葉と組み合わせて使用されます。
また、明確な定義はありませんが、「だいたい」や「おおよそ」に比べて、確率が高い場合に使用される言葉とも言えます。
さらに、応用的な使い方として「ほぼ」をつなげて「ほぼほぼ確実」などのように使用することもあります。
この場合は、さらに確率が高い印象を与える表現になるのです。
「ほぼ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「ほぼ」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社が提案コンペに参加したとします。
各社の提案状況の情報収集をしたところ、あなたの会社の提案がもっとも有力な案になっていることが分かりました。
このような場合には、「受注は、ほぼ確実といえるでしょう」のように述べるとよいでしょう。
これにより、受注の確度が高い事を「ほぼ確実」と表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、「ほぼ」が抽象的なことに注意しましょう。
たとえば「ほぼある」、「ほぼない」、「ほぼ確実」など、様々な表現ができます。
しかし、このどれもが「何%」を示すものかの定義はないのです。
そのため、非常に抽象的になりますし、とらえ方によって想定する程度も曖昧になるのです。
「ほぼ」を使った例文
「ほぼ」を使った例文を挙げます。
・『受注は、ほぼ確実だ』
・『課長が、ほぼ一人で対応している』
・『この資料には、ほぼ全員の意見が反映されている』
「ほぼ」の類語や言いかえ
「ほぼ」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「だいたい」
「ほぼ」の類語には、「だいたい」があります。
しかし、「ほぼ確実」と使用した場合と、「だいたい確実」と使用した場合では、想像する確率の印象が変化するので注意するとよいでしょう。
「おおむね」
また、「おおむね」も「ほぼ」の類語と言えます。
こちらも、「おおむね確実」と、「ほぼ確実」では印象が異なるものになるので、注意しましょう。
まとめ
このように「ほぼ」は、「だいたい」や「おおむね」より少し確度が高い印象で使用できるフレーズです。
ビジネスでも様々な場面で使用できる言葉なので、しっかりおぼえて上手に使いこなすとよいでしょう。