この記事では、ビジネスシーンでも使われることの多い「足掻き続ける」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「足掻き続ける」とは?意味
「足掻き続ける」における「足掻く」の読みは、「あがく」で、「何とか活路を見出そうとして必死に努力すること」を意味する言葉です。
従って、「足掻き続ける」とは、「何とか活路を見出そうとして、必死に努力し続けていること」の意味となります。
ここで使われている「足掻く」は、元々は「牛や馬が前足で地面をかくこと」を意味する言葉でした。
牛や馬がこうした行動を取るのは、喉が渇いた時が多く、そこから辛い状況にある時の動作を意味する言葉に転じて、「人が手足を大きく振り動かして暴れること」にも使われる様になりました。
そこから、さらに転じて冒頭の意味を表す言葉となったと言われています。
「足掻き続ける」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「足掻き続ける」の言葉は、ビジネスにおいては、困難な仕事に直面して、それを何とか乗り越えようと努力している状態を指して使われます。
また似た言葉として「もがき続ける」もよく使われます。
「もがく」は「苦しい状況に追い込まれて、そこから脱するために、必死に抵抗すること」を意味する言葉です。
意味としては、ほぼ同じですが、「もがき続ける」よりも「足掻き続ける」の方が、追い込まれた状況が深刻で、かつその状況を工夫して何とか脱しようとする意志が強い表現だと言う、ニュアンスの違いがあります。
ニュアンスの違いを理解し、上手に使い分けられるほどになれば、素晴らしいと言えます。
言葉の使い方としては、以上ですが、ビジネスにおいては困難な仕事に対して「足掻き続け」、それを乗り越えることで自己成長を促す側面があります。
しかし、一人で「足掻き続け」て結果として仕事が上手く行かないことで、自分の属する部署や会社に大きな損失を与える場合もあります。
従って、自力で乗り越えられるかを正しく判断し、必要なら上司に助け舟をお願いすることも大切です。
「足掻き続ける」を使った例文
・『彼は難解な仕事を何とか一人で解決しようと足期続けています』
・『足掻き続けている状態が長引くようなら、上司や先輩は助け舟を出すべきです』
・『適度に足掻き続け、それを乗り越える体験が、スキルアップのためには必要です』
「足掻き続ける」の類語や言い換え
「足掻く」の類語としては、「もがく」の他に、「悶え苦しむ」や「必死に努力する」等が挙げられます。
従って、「足掻き続ける」は「もがき続ける」や「悶え苦しみ続ける」や「必死に努力し続ける」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「足掻き続ける」とは、「何とか活路を見出そうとして、必死に努力し続けていること」を意味する言葉です。