「本人曰く」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「本人曰く」とは?
これは、本人が言っていた内容に言及する際に使用される言葉です。
「本人」は、該当している人を意味します。
これは、当事者などと同じようなニュアンスで使用される言葉なのです。
また、「曰く」は「言う」を意味します。
このように「本人曰く」とすれば、「本人が言うことには」や「本人が言っていたのだが」のような意味の表現になるのです。
つまり、誰かの発言を引用して、自分がその内容を別の誰かに伝達する際に「本人曰く」と表現できるのです。
たとえば、「本人曰く、おぼえていないそうです」と使用できます。
これらのことから、この言葉が、本人が言っていた内容に言及する際に使用されるものだと分かるのです。
「本人曰く」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、後輩がオフィス内で何かを捜し回っていたそうです。
そして、上司からは、彼がどうかしたのかと質問を受けたのでした。
このようなケースで、「本人曰く、大事な書類を紛失したとのことです」と伝えるとよいでしょう。
これにより、本人の発言内容について、上手に言及できるのです。
この言葉を使うときは、「本人曰く」の表現方法に注意するべきです。
これは「本人が言うには」に変更できます。
また、「本人が言いますことには」や「本人が申しますことには」と表現する方法もあるのです。
このように、同じような内容でも、それぞれ違う形で言い表せます。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「本人曰く」を使った例文
例文のように、適した言葉を続けることで、自然な使い方ができるようになるのです。
・『本人曰く、記憶があまりないようです』
・『本人曰く、大事なことを忘れたとのことです』
・『本人曰く、かなり焦っているということでした』
「本人曰く」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「本人曰く」の類似表現
たとえば、「本人が言うには」が類似表現になります。
これはどちらも、同じような意味で使えるのです。
「本人曰く」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「本人が申しますことには」に言い換えできます。
まとめ
このように、本人が言っていた内容に言及する際に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。