「切り拓ける」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「切り拓ける」とは?
「切り拓ける」は「切り拓く」という言葉を「できる」の意味に活用したものです。
そのため、「拓ける」は「拓くことができる」という意味で使用されます。
また「切り拓く」は「切り開く」とも書きかえできます。
これは、どちらも誤りではない言葉と言えます。
しかし、「拓く」という漢字を使用するほうが、より未開の地を進むような印象を与える表現になります。
これは「拓く」が「開拓」という言葉に使用される漢字です。
また、ただ単純に「拓く」と表現するよりも「切り拓く」と表現するほうが、より主体的行動の結果である印象を強める効果があると言えるのです。
「切り拓ける」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「切り拓ける」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で大きな課題があったとします。
この課題を解消しないと、予定していたプレスリリースが出来なくなる見込みでした。
このような場面では「なんとか今の状況を切り拓けるとよいのですが」と述べるとよいでしょう。
これにより、「課題を解消できる」という内容を、「切り拓ける」という慣用句を用いて上手に言いかえできるのです。
ここで注意したいのは、漢字の変換にあります。
「拓ける」、「開ける」、「ひらける」と3つの選択肢があります。
会話で使用する場合には関係ありませんが、活字で使用する場合にはそれぞれで印象が異なります。
その印象を加味して、最も適切なものを選択する必要があるのです。
「切り拓ける」を使った例文
「切り拓ける」を使った例文を挙げます。
例文のように「何かの課題を解消する」という意味で使用すると分かりやすく使えることでしょう。
・『この状況を切り拓けるとよいのですが』
・『この事態をなんとか切り拓けるのでしょうか』
・『このような状況を切り拓けるはずがない』
「切り拓ける」の類語や言いかえ
「切り拓ける」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「課題解消できる」
「切り拓ける」の類語には「課題解消できる」があります。
「切り拓く」は、現在の滞留した状況からの脱却を表現する言葉でもあるため、「課題解消できる」が似ている言葉と言えるのです。
「状況打破できる」
また、「状況打破できる」も「切り拓ける」の類語と言えます。
「状況」を打ち砕くことが、滞留している状況を「切り拓く」に近い意味で使用できるのです。
まとめ
このように「切り拓ける」は、現在の課題を解消して前進できることを表現するための慣用句です。
ビジネスでも使える言葉ですので、おぼえておくことをおすすめします。