「共有させていただきます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「共有させていただきます」とは?
「共有」は、複数の人数で所有されることを示します。
たとえば、土地や建物などを共有するとした場合には、所有権を一定の割合で保持しあっていることを示します。
しかし、ビジネスで共有とした場合には、資料の共有、情報の共有として使用さることが多いと言えます。
互いに見える状態、互いに知っている状態を示して、共有という言葉を使用するのです。
これは特に、所有権が変化するという意味では使用されず、見せますや、情報提供しますと同じ意味で「共有する」という言葉が使用されるのです。
「共有させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「共有させていただきます」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるでしょう。
たとえば、あなたが作成した資料がありました。
内容は市場の最新動向を分析したものでした。
非常に有益な分析結果になったため、部門の中で情報を展開することにしました。
このような場合に、「私がまとめた分析結果を、みなさまに共有させていただきます」と述べるとよいでしょう。
この場合、メールで情報を共有してもよいですし、プレゼンなどの形式をとってもよいでしょう。
どちらの場合でも、「共有する」との表現を使えるのです。
この言葉を使う場合、語尾の使用方法には注意しましょう。
「させていただきます」は一般的には冗長な表現とされています。
多くの場合は「いたします」で言い換えたほうが、簡潔で分かりやすい文章になります。
誤りというわけではありませんが、「させていただく」を使用する必要があるかは、立ち止まって見直したほうがよいでしょう。
「共有させていただきます」を使った例文
「共有させていただきます」を使った例文を挙げていきます。
例文からも、資料や情報を提供する場合に、幅広く使えることが分かるのではないでしょうか。
・『私が作成した資料を、みなさまに共有させていただきます』
・『先日気が付いた話なのですが、共有させていただきます』
・『昨日も新しい発見があったので、共有させていただきます』
「共有させていただきます」の類語や敬語での言いかえ
それでは「共有させていただきます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「共有させていただきます」の類似表現
「共有」は「シェア」や「分かち合い」などが類似表現と言えます。
「させていただきます」と組み合わせる場合は、「分かち合い」よりも「シェア」を採用したほうが使いやすいでしょう。
「共有させていただきます」の敬語表現
「共有させていただきます」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「共有いたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「共有させていただきます」は、相手に資料や情報を提供する場合に使用できる定番フレーズです。
幅広く使える言葉ですが、語尾には気を付けて使用することをおすすめします。