この記事では「橋渡し役」という言葉について説明していきます。
「橋渡し役」とは?
二人の関係をつくるきっかけとなった一人、A社とC社の提携を持ちかけたB社など、他人同士の関係性をつなげる役割であることを指します。
実際には問屋などが入りますが、店舗はメーカーと客の橋渡し役と言えなくもありません。
先生と生徒の関係性では橋渡し役という感覚は難しいのですが、先生と保護者の通信では生徒(子供)が橋渡し役として連絡票を渡すというケースはあります。
物を橋渡し役として捉えると、二人の関係をLINEが橋渡し役になるというような使い方ができ、本などをきっかけに仲良くなった場合本が橋渡し役ということになります。
人以外の橋渡し役の概念は非常に広く仕事で関わった、同じテレビを見たなどであれば橋渡し役になり得るといえます。
「橋渡し役」の使い方や使われ方、使うときの注意点
二人の関係をより良くするという目的で「橋渡し役になります」と第三者が自ら立候補するというケースもあります。
会社同士の橋渡し役ということでは、取次業者なども含まれないことはなく、かなり範囲の広い言葉ではあります。
ビジネスの場では「お客様との橋渡し役」という言葉は店舗、接客や取次、問屋などになることもあれば、商品そのものを指す場合、ホームページの意見を聞くフォームなども橋渡し役と言えます。
接客に関しては役割自体は商品と客の橋渡し役と言えますが、言葉として直接使うケースは少ないでしょう。
「橋渡し役」を使った例文
・『あるアーティストのファンだったことが橋渡し役となって私たちは結婚しました』
共通の趣味が橋渡し役となったという例文です。
人としてのアーティストでは現実性は低いですが、どちらかの親などが結婚の橋渡し役となるということはありえます。
・『薬局はあなたと健康の橋渡し役です』
キャッチフレーズ的な使い方で、医薬品と利用者の間に立つ存在と言えます。
・『比較的近い関係のため橋渡し役を買って出る』
知らない人が橋渡し役になるよりは両者を知っている方が橋渡し役になりやすいという例文です。
「橋渡し役」の類語や言いかえ
「仲介役」結婚や提携などに使える「縁を結んでくれる」、「つなぎ合わせる」などが類語として挙げられます。
「橋渡し役」の類語
取り持ち役なども類語ですが「橋渡し役」の方が多く使われていると言えます。
「橋渡し役」の敬語
橋渡し役は名詞で敬語にはできず、橋渡し役をしてくださったなどの言い方ができます。
まとめ
橋渡し役という言葉は人だけでなくものに対しても使うことができます。
研究対象としてのAIが人や企業の橋渡し役になることはありえますが、2022年時点では意志としてのAIが橋渡し役になるのはまだ難しいと言えるでしょう。