ビジネスで使われる言葉「合間合間に」とはなにを意味しているのでしょうか。
今回は、「合間合間に」の意味と類語について解説します。
「合間合間に」とは?
「合間合間に」とは、「物事の合間にできる時間ごとに」という意味の言葉です。
「合間合間に」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「合間合間に」の「合間」とは「物事と物事の間」を指します。
「合間合間に」と重ねて表現する場合は「一度きりではなく連続して何度か起きる物事の合間ごとに」という何度も繰り返される様子を指す言葉です。
ビジネスにおいて「合間合間に」という表現を用いる場合は「本来果たすべき用事を優先し用事をしていない空き時間を見つけてそのたびに」という意味で使われます。
重要なことや優先すべきことであればきちんと時間を設けて本格的に取り組みますが、雑務など優先度の低い作業ややってもやらなくてもいい仕事についてはわざわざ時間を設けず手の開いている時間を利用して作業が行われます。
「合間合間に」というのはそのような「本業を優先しつつ隙間を縫うように空いている時間を見つけて何かをやる様子」を指す表現です。
「合間に」と繰り返さずにいうと一回きりですが「合間合間に」と兼ねて使うと「合間を見つけてはそのたびに」という繰り返しの意味が含まれます。
一般的にはちょっとした合間の時間一回だけでは終わらない作業などに対して用いられ、小さな時間に少しずつ作業を進めていき積み重ねて最終的な成果につなげるときに用いる言葉です。
ビジネス用語としての「合間合間に」には「本業と並行させながらすこしずつ進めていく」というニュアンスが込められています。
しっかりした予定として組まれるのではなくちょっとした時間を利用して進めていくのでスピードは遅く作業も不定期ですが少しずつコツコツと積み重ねていく様子を表しています。
納期や期限が決められたノルマ的な仕事に用いることはなく、本業とは区別して行われる余技に近い仕事や作業に対して用いる言い方です。
「合間合間に」を使った例文
・『合間合間に書いていたレポートがやっと完成した』
・『本業と並行しながら合間合間にプログラムを作成する』
・『通常業務の合間合間にアドバイスしていたプロジェクトが成功しホッとしている』
・『忙しい時期なのに嫌われ者の上司が合間合間に顔を出しては嫌味を言ってくる』
「合間合間に」の類語や言いかえ
・時間を見つけては
「忙しいのになんとか時間を捻出してそのたびに」という意味の言葉です。
ぎっちり埋まっているスケジュールの中から開いている時間を見つけて何かをする様子を指します。
・手すきの際に
「手が空いている暇なときに」という意味の言葉です。
仕事が一段落し余裕が有る時を意味する言葉で主に目上の人に対して使う敬意表現です。
・隙間時間
「用事や仕事をしていないちょっとした時間」を意味する言葉です。
休憩や余裕と呼ぶ程でもないほんの短い時間を指す言葉でエレベーターの到着を待つ時間や印刷が終わるまでの間など、何かをするには短すぎる活用しにくい半端な時間を指します。
まとめ
「合間合間に」はビジネス以外でも使われる表現です。
言葉を重ねるのは強調の意味もあるのでどのような状況を表しているのか覚えておきましょう。