「できればと考えております」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「できればと考えております」とは?
はじめに「できればと考えております」の意味を解説していきます。
「できる」は「可能」を意味する言葉です。
これを「できれば」と活用すると、「可能であれば」の意味になります。
また、「考えております」は「考える」と現在進行の形にしたものです。
これらのことから「できればと考えております」は「何かをすることが可能であればと考えている」という意味と言えます。
「できればと考えております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「できればと考えております」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが発注元に納品したとします。
納品物はメールで送付しました。
しかし、発注元から指摘が来ました。
指摘内容を確認すると、確かにこちらの誤りでした。
指摘内容の修正と再納品は、なんとか本日中に完了できる見込みでした。
このような場合には「本日中に指摘対応できればと考えております」と相手に伝達するとよいでしょう。
これにより、指摘の対応を本日中に対応している様子を相手に伝達できます。
そして、本日中というのは希望的な予測であることも、暗に伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、単独で使用する場合です。
「できれば」という言葉は単独で使用することもあります。
しかし、本来は「〇〇できれば」か、「できれば〇〇したい」など、何らかの行動とセットで使用するものなのです。
単独で使用する場合は、その部分が省略されるため曖昧になります。
使用する場合は、認識齟齬が生じないように注意する必要があるのです。
「できればと考えております」を使った例文
ここでは「できればと考えております」を使った例文を挙げていきます。
例文のように期日と行動をセットで使用すると、全体的に分かりやすい文章になることでしょう。
・『本日中に対応できればと考えております』
・『明日までに入金できればと考えております』
・『月末までには出社できればと考えております』
「できればと考えております」の類語や敬語での言いかえ
それでは「できればと考えております」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「できればと考えております」の類似表現
まず「できればと考えております」の類似表現について解説します。
「考えております」は「思っています」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「できればと考えております」の敬語表現
つぎに「できればと考えております」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「できればと存じております」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「できればと考えております」は、希望的な予測に言及する時に使用できる便利な言葉です。
ビジネスでも使用できるものですので、しっかり覚えておくとよいでしょう。