この記事では「無理を聞いていただき」という言葉について説明していきます。
「無理を聞いていただき」とは?
相手にとって無理を聞いてもらったということになり、この言葉の時点で無理をしてもらった結果が出せる状態であるということになります。
結果にかかわらず「ご無理を聞いていただきありがとうございます」とお礼を言うことは可能です。
「無理を聞いていただいたにも関わらず結果が出ず申し訳ありませんでした」とすると、無理を聞いてもらったのに結果が得られなかったケースの謝罪ということになります。
「無理を聞いていただき」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスの場では相手が本当に無理ではない場合でも注文が多くなっている場合や、指示や指定が多くなっているケースで使うことができ、最終製品までに関わった人々にお礼を言う際に使うことができます。
接客において店員側が客に向かって無理を言うということはほぼありえないことからまず使われません。
系統としては近い「選択肢が狭くなってなってしまい申し訳ございません」という言葉が車のオプション選択やパソコンの搭載設定などで使われないことはないとはいえます。
「無理を聞いていただき」を使った例文
・『特に製造部門の方々にご無理を聞いていただきありがとうございました』
製造側の無理を聞くというケースは大胆なデザインを採用したなどのケースで使われることがあります。
様々なプロセスと人々がかかわる製品、パソコンや自動車、住宅などなどで使われる言葉です。
・『部屋の件などご無理を聞いていただきましてありがとうございました』
旅館やホテル、旅行代理店などに要望を多くした上で通してもらった際のお礼です。
・『こちらの無理を聞いていただきありがとうございました』
自分の要望を聞いてもらったという使い方で「ご無理」としない例文です。
ただしこちらを強調せず「ご無理を聞いていただき~」とすることもできます。
「無理を聞いていただき」の類語や敬語での言いかえ
ほぼ意味が同じ「無理を聞いてくださり」無理を言った結果の時点で使える「無理を言ってしまい」が類語として挙げられます。
「無理を聞いていただき」の類似表現
「無理をさせてしまい」も意図としては近くなります。
「無理を聞いていただき」の敬語表現
「ご無理を聞いていただき」が一般的な敬語です。
「ご無理を聞いていただき誠にありがとうございました」が丁寧なお礼と言えます。
「無理を聞いていただき」の返答や返信例
「大変だった」「そこまでではなかった」などの意図を返す、エピソードを返すなどが考えられます。
まとめ
無理を聞いていただきという言葉は相手がいての言葉となり、「ご無理を聞いていただきありがとうございました」という使い方が一般的です。
要望や指示が多いときにも使われます。