この記事では「ご多忙の中ありがとうございます」という言葉について説明していきます。
「ご多忙の中ありがとうございます」とは?
とても忙しいにも関わらずありがとうございますという意味で、相手の状況に鑑みつつ感謝を伝える言葉となっています。
「ご多忙の中来ていただきありがとうございます」など「ご多忙の中」と「ありがとうございます」の間に相手のしてくれた行動を挟む使い方が一般的で、「確認していただき」「ご連絡いただき」などが使われます。
口頭でも文章でも使われる言葉で、文章では物事が終わった際のお礼という使われ方が多くなります。
「ご多忙の中ありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
人が集まるイベントなどで多く使われる言葉で、会社の通常の業務の範囲内を超えているケースが多いと言えます。
会社同士の面談などでは使うことがあり、社内でも別部署からOA機器の修理に来てもらったなどイレギュラー的な用事であれば使うことはできます。
接客においては店に来ていただいてという意味ではそう多くは使われませんが、対面接客で相手の事情が伝わる時間帯であれば使うことはあります。
塾講師と保護者の会話などでも使われることはありえます。
駅の案内放送などでは使われることはまずありません。
「ご多忙の中ありがとうございます」を使った例文
・『ご多忙の中修理に来ていただいてありがとうございます』
他部署もしくは他社からOA機器やパソコンの修理をしてくれた際のお礼の例文です。
実際には修理に来た相手には「ご多忙の中ありがとうございます」だけでも通じるでしょう。
・『ご多忙の中参加していただきありがとうございます』
平日に行われるOA機器などビジネス関連の展示会などでの挨拶での例文です。
・『ご多忙の中来ていただきありがとうございます』
塾講師と保護者の面談などの例文です。
「ご多忙の中ありがとうございます」の類語や敬語での言いかえ
発声しても使いやすい「お忙しい中ありがとうございます」や、意図の近い「ご多忙のところありがとうございます」などが類語として挙げられます。
「ご多忙の中ありがとうございます」の類似表現
わざわざありがとうございますも意図としては近い言葉とは言えます。
「ご多忙の中ありがとうございます」の敬語表現
この時点で目上の人や他社の人に使える敬語です。
「大変ご多忙の中ありがとうございます」と強調することもできます。
「ご多忙の中ありがとうございます」の返答や返信例
案内放送や挨拶的な使い方が多く、特に返答しないシチュエーションが多いと言えますが「いえいえ」「お気になさらず」などの意図を伝えるのも良いでしょう。
まとめ
ご多忙の中ありがとうございますという言葉は相手を気遣い感謝を伝える言葉で、人に来てもらう場や、人が集まる場などで使われるケースが多くなっています。