「ご参加いただければと存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご参加いただければと存じます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「ご参加いただければと存じます」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご参加いただければと存じます」とは?意味

「ご参加いただければと存じます」は、「相手にイベントや集まりに来て欲しいとお願いする時の丁寧な表現」という意味です。

飲み会や社員旅行、ゴルフコンペなど、自分達が計画しているイベントや集まりに、人を誘う時に使われます。

是非来て欲しいというだけではなく、来てくださいとお願いするニュアンスがあります。

「参加」はある集まりに出向いて一緒に活動することを表します。

同じような言葉に「ご出席」がありますが、こちらは最初からその人のいる場所が決められていて、着席した状態でものごとが進められていく時に使われます。

「ご参加いただければと存じます」は文法的に間違いはなく、目上の人に使って問題ありません。

「ご参加いただければと存じます」の成り立ち

「ご参加いただければと存じます」「ご参加+いただければ+と+存じます」で成り立っています。

「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「参加」「ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすること」という意味、「いただければ」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形に、仮定推量の「れば」が付いた連語、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の丁寧表現です。

尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。


「ご参加いただければと存じます」の言葉の使い方や使われ方

「ご参加いただければと存じます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『懇親会の日程が以下の通り決まりましたので、ご参加いただければと存じます』

業界などで開かれている懇親会の予定が確定したので、対象となる人に参加をお願いする時に使われます。

『今回のセミナーは、入社3年目以降の方にもご参加いただければと存じます』

新入社員向けではなく、全社員に向けたセミナーが開かれるので、ベテラン社員にも参加を呼び掛ける時に使われます。

「ご参加いただければと存じます」の類語や言いかえ

「ご参加いただければと存じます」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご参加いただけると幸いです」

目上の人をお招きする時には、「幸いです」を使って「参加してもらえると嬉しい」という気持ちを伝えます。

「ご参加いただきたくお願い申し上げます」

こちらは直接参加をお願いする表現で、より相手に来て欲しいという気持ちを伝えます。

まとめ

今回は「ご参加いただければと存じます」について紹介しました。

「ご参加いただければと存じます」「相手にイベントや集まりに来て欲しいとお願いする時に使われる丁寧な表現」と覚えておきましょう。