この記事では、「ご遠慮なくおっしゃってください」【ごえんりょなくおっしゃってください】の使い方や例文、返答例を分かりやすく説明していきます。
「ご遠慮なくおっしゃってください」とは?意味
「ご遠慮なくおっしゃってください」は、困ったことがあれば自分を頼ってほしい気持ちを率直に伝えられる言葉です。
疑問に思うことや情報が知りたいと思ったときは気兼ねなく質問してもらえれば、しっかり回答しますと相手に伝えられます。
遠慮するという言葉には自分の言動を抑えて慎むことを意味していますが、相手が話しかけようか迷っていたり、問題がぶち当たっていても人に相談できず悩んでいるときはその気持ちを察して、自分でよければ力になることを丁寧に伝えられる言葉となるわけです。
職場では、任された仕事しているとき理解できない問題にぶち当たったとき、解決するため人に相談したいと思っても声がかけにくいと思って戸惑っている状況に察してあげて、一緒に解決してあげようと声をかけるときに使われています。
「ご遠慮なくおっしゃってください」の上司や目上に使うときの注意点
上司や目上の人には「遠慮なく」の前に「ご」を付けて「ご遠慮なく用件をおっしゃってください」と伝えた方が敬意を込めて話しかけられます。
かなり目上の人や、立場が上の社長には「ご遠慮なくお申し付けください」と伝えた方が丁寧で失礼なく頼ってほしい気持ちを伝えられるでしょう。
「ご遠慮なくおっしゃってください」を使った例文
・『またこの場所へ来るようなことが御座いましたらご遠慮なくおっしゃってください』
観光地を巡る人が旅館に泊まったとき、フロント係は気をきかせて次回もまた遠慮なく頼みたいことがあれば言ってくださいと伝えるわけです。
・『私どもの考えに問題がありましたらご遠慮なくおっしゃってください』
取引先相手の提案に異論があるときは指摘してくれた方が問題解決しやすいので、遠慮なく言ってくださいと伝えてきます。
・『商品を使ってみて不具合がございましたらご遠慮なくおっしゃってください。誠意を持って対応させて頂きます』
客が商品を使ったときなにか問題があったときはしっかり伝えてもらえれば真摯に受け止めて、的確な対応すると伝えて安心させるときも使われています。
「ご遠慮なくおっしゃってください」の返答や返信例
相手が心配して声かけてくれたときの返答の仕方は、「ありがとうございます。
遠慮なく質問させていただきます」と素直に受け答えればいい雰囲気でやり取りができます。
「遠慮なくちょうだいいたします」と自分がその問いかけに対して分かりやすく受ける言葉を伝えるのもいいですし、仕事が終わりそうにないので手伝ってほしいと強く希望するときは「はい、この仕事を手伝って頂けますでしょうか」と具体的に何をしてほしいか伝えれば、職場でもうまくやり取りができるでしょう。
まとめ
質問できずにいつまでも悩んでいる人や、意見が言いたそうな表情する人がいたら「遠慮なくおっしゃってください」と一言伝えるだけで相手に心開かせて質問しやすい状況にできるわけです。
明るく話しかければ初対面の人も話しかけやすくなり、会話も順調に進むでしょう。