「手続きを進めてまいります」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「手続きを進めてまいります」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「手続きを進めてまいります」について解説をします。

「手続きを進めてまいります」とは?意味

物事を行うのに必要な一定の処置をこれからやっていく、といった意味です。

一定の処理を行うのは話し手です。

「手続き」には、物事を行うために必要な一定の処置、必要な手順という意味があります。

「進めて」は、あらかじめ定められている手順に従って物事を行うことです。

「まいります」「まいる」「ます」をつなげたことばです。

「まいる」「行く」の謙譲語、「行く」「来る」の丁寧語、「する」の尊敬語になります。

この場合は、「行く」の謙譲語として使用をしています。

「ます」は敬意を表す語です。

「手続きを進めてまいります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、定められている手順などに従って物事を進めていくときに使用をします。

物事を進めていくのは話し手です。

「まいる」「行く」の謙譲語なので、行為をしているのは話し手になります。

「行く」には、目的地に向かう、年月が過ぎる、向こうに移動する、物事がはかどる、物事をするなど、数多くの意味があります。

この言葉の場合、物事をするという意味で使用をしています。

「行く」はいろいろな意味があるので、「する」の謙譲語である「いたす」で表現をしてもよいでしょう。

そうすることで、目的地に向かうなどの意味と間違えて受け取られることがなくなります。

丁寧に述べると「いたします」となります。

この言葉はお客様に対して使用されることがあります。

たとえば、賃貸契約をする際に契約の手続きをすること、クレジットカードの再発行をすることなどです。

「手続き」についてだけ使用をするもので、商品を梱包して発送する、料理の準備をするなどのことはいいません。

商品を梱包して発送する場合は、「発送作業」などといいます。

自分の側を低めた表現で、目上の人に対しても、お客様に対しても使用して失礼にはなりません。


「手続きを進めてまいります」を使った例文

・『手続きを進めてまいります。しばらくお待ちください』

「手続きを進めてまいります」の返答や返信例

この言葉には返答しなくても問題ありません。

手続きが進められることに了承をしたなら「わかりました」など、そのことを受け入れたことを伝える言葉を述べてもよいでしょう。

たいていの場合は、こちらがお願いをしたり、了承をしたりしたので、手続きが進められます。

そのため、断りの言葉を述べることはあまりありません。

まとめ

この言葉は、一定の手順に従って物事を処理するときに用いられます。

話し手側を低めて表現しており、目上の人にもお客様にも使用できます。