「ご覧になっていただけましたでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご覧になっていただけましたでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「ご覧になっていただけましたでしょうか」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご覧になっていただけましたでしょうか」とは?意味

「ご覧になっていただけましたでしょうか」は、「相手に対してあるものを既に見たのか確認する時の丁寧な表現」という意味です。

相手に渡した書類や、商品のカタログや説明書、商品そのものやホームページなど、既に見たり読んだりしたのかを確かめる時に使われます。

ただし、「ご・お~になる」は尊敬語で主体は相手、「いただく」は謙譲語で主体は自分になります。

「ご覧になっていただく」ならば文法的に間違いではありませんが、疑問形ですので、誰に対する質問なのか、主体を一人にする必要があります。

より「見てもらいたい」という気持ちを伝える場合は「ご覧いただけましたでしょうか」にした方が良いでしょう。

「ご覧いただけましたでしょうか」の成り立ち

「ご覧いただけましたでしょうか」「ご覧+いただけました+でしょうか」で成り立っています。

「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「ご覧」「見ること」の尊敬語、「いただけました」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形過去「いただけた」の丁寧語表現、「でしょうか」「だろうか」の丁寧語です。

尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。


「ご覧いただけましたでしょうか」の言葉の使い方や使われ方

「ご覧いただけましたでしょうか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『先日お送りしたカタログはご覧いただけましたでしょうか』

相手に自社商品のカタログを送った後で、見て貰えたかを確認する時に使われます。

『弊社のホームページはご覧いただけましたでしょうか』

面接や企業の説明会などで来社した人に、どの程度自社に興味を持ってもらえているのかを確かめる時に使われます。

「ご覧いただけましたでしょうか」の類語や言いかえ

「ご覧いただけましたでしょうか」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご覧になりましたでしょうか」

「お・ご~になる」で尊敬語になり、相手が見たり読んだりすることを敬う言い回しにする時に使われます。

「ご覧くださいましたでしょうか」

「くださいました」「くださりました」が変化した言葉で、動詞「くれる」の尊敬語「くださる」の連用形過去です。

「いただく」「もらう」という意味で、「くださる」「くれる」という意味で、主体が違いますがどちらも丁寧な表現です。

まとめ

今回は「ご覧いただけましたでしょうか」について紹介しました。

「ご覧いただけましたでしょうか」は、「相手が見たり読んだりしたか確かめる時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。