この記事では「~をおかけするかもしれません」という言葉について説明していきます。
「~をおかけするかもしれません」とは?
なにか相手にとって不利益な状況になってしまうかもしれないことを前もって伝える言葉で、「お時間をおかけするかもしれません」「お手数をおかけするかもしれません」などの使い方があります。
この言葉ではその不利益に対して謝る意図まではなく、「~をおかけするかもしれませんがその時はよろしくおねがいします」では同意を得るという言葉が追加され、「申し訳ありませんが~をおかけするかもしれません」では謝罪の意を表すことができます。
非常になどをつけて強調することもありえます。
「~をおかけするかもしれません」を使った例文
・『部材がかかるのが遅れていまして、申し訳有りませんがかなりお時間をおかけするかもしれません』
工事の施工者と工事を受ける側の会話例です。
このケースでは工事をする側でもこの時点でどれだけ時間がかかるかまで具体的にはわかっていないと言えます。
・『今年から書類の記載項目が増えるらしくお手数をおかけするかもしれません』
書類についての説明で使う例です。
この場合説明する側も書類について全てを知っているわけではないため具体的な言葉にはなっておらず、お手数をおかけするかもしれませんという言葉になっています。
具体的な情報があれば、お手数をおかけして申し訳ありませんという言葉になります。
・『申し訳ありませんが、工事のため騒音などでをおかけするかもしれません』
工事をする際の挨拶でやはり工事の状況をすべて知っているわけではない人の挨拶の例文となり、工事を受ける家の人の挨拶というケースと考えられます。
「~をおかけするかもしれません」の言いかえ表現
「~をおかけすることになりそうです」こちらは言い換えとして使えますが、確率が上がるニュアンスが含まれており、例えば「お手数をおかけしない」という確率はかなり低い事がわかっているとも言えます。
「~をおかけするかもしれません」の類似表現
謝罪の意図を含めた「~をおかけするかもしれないことをお詫びいたします」という言葉は類似表現と言えます。
「もしかしたらお時間がかかるかもしれません」なども類似表現ではありますが、敬語表現はやや薄くなっています。
「~をおかけするかもしれません」の敬語表現
~をおかけするかもしれませんはもともと敬語で、「お時間」「ご迷惑」「お手数」などが「~」に対応する言葉です。
謝罪の言葉なども敬語である必要があります。
「~をおかけするかもしれません」の英語表現
May take some time お時間をおかけするかもしれませんの英訳で、May cause inconvenience ではご迷惑をおかけするかもしれません となります。
まとめ
「~をおかけするかもしれません」という言葉はお時間、ご迷惑など不利益な現象になることが多いですが、お電話という言葉も使えなくはありません。
ただし時間指定をしっかりしないとかなり相手に迷惑になり、推奨できる使い方ではありません。