「わがままを言ってすみません」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「わがままを言ってすみません」とは?
はじめに「わがままを言ってすみません」の意味を解説していきます。
「わがまま」は「自分がしたいようにする様子」を表した言葉です。
「我がまま」と書きますので、「自分の思うがまま」から来ている言葉なのです。
また「すみません」は「申し訳ございません」をカジュアルにしたもので、謝罪を示す言葉です。
これは、主に口語でのみ使用される言葉とも言えます。
「わがままを言ってすみません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「わがままを言ってすみません」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが社内の会議に参加していたとします。
来年度の部門の方針は顧客の選択と集中でした。
その為、一定の取引額に満たない顧客は、契約終了する方針となっていました。
しかし、あなたが担当する顧客は、新人の頃から世話になった相手でした。
そして、基準の取引額に年間で50万円不足しているだけだったのです。
このような場合には、「わがままを言ってすみません、この顧客だけは来年度も継続させてください」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分がわがままを言っていることを自分で表明しつつも、相手に要求を伝つ出来るのです。
相手は、事情を聞いてくれることでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、「すみません」の使い方です。
カジュアルな口語表現が許される場面であれば問題ないでしょう。
しかし「すみません」は口語表現ですし、フォーマルなものではありません。
相手や状況によっては「自分勝手な発言になり大変恐縮でございます」など、適切な敬語表現に言い換える必要があるのです。
「わがままを言ってすみません」を使った例文
ここでは「わがままを言ってすみません」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、語尾を変化させれば応用した使い方が可能です。
・『わがままを言ってすみません』
・『わがままを言ってすみませんが』
・『わがままを言ってすみませんでした』
「わがままを言ってすみません」の類語や敬語での言いかえ
それでは「わがままを言ってすみません」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「わがままを言ってすみません」の類似表現
まず「わがままを言ってすみません」の類似表現について解説します。
「わがまま」は「自分勝手」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「わがままを言ってすみません」の敬語表現
つぎに「わがままを言ってすみません」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「勝手なことを申し上げて大変恐縮でございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「わがままを言ってすみません」は、勝手なことを延べる際の「前置き」のフレーズです。
ビジネスでも使用する場面がある言葉なので、覚えておくとよいでしょう。