「ご存知でしたらご放念ください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご存知でしたらご放念ください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご存知でしたらご放念ください」という言葉について説明していきます。

「ご存知でしたらご放念ください」とは?

知っていたら気にしないでくださいというような意味の言葉で、「ご放念ください」という言葉が気にしないでほしい、忘れて欲しいなどという意味になっています。

「今から話す話をご存知でしたらご放念ください」というような使い方になり、パソコンの修理などで誰でも知っている対策を話さざるを得ないというケースで使うことは出来ますが、かなりかしこまった言葉ではあります。

「ご存知でしたらご放念ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

知っていたら申し訳ないというシチュエーションであり、親しい関係ではなくかなり目上の人に使う言葉になります。

例えば時折訪れる他の会社の人に場所の案内をするというケースで使うことは出来ます。

絶対知らないであろうことには使えません。

接客においてはかなり硬い言い回しであるところであまり使わないのですが、修理などのアドバイスや、自動車の試乗において新機能を伝えるような方向で使うことはありえます。


「ご存知でしたらご放念ください」を使った例文

・『今日からバスの時間が変わっています、ご存知でしたらご放念ください』

バスで出かける目上の人に伝えるという使い方です。

「ご存知でしたらご放念ください」部分は念の為使うという部分が大きいでしょう。

・『今回から変速機が8速オートマチックになっています。ご存知でしたらご放念ください』
試乗において使うというケースで相手も知っているのではという含みはあります。

・『明日は社休日です。ご存知でしたらご放念ください。』
他の会社から来た人に伝えるという例文です。

知っているかどうかの判断で「ご存知でしたらご放念ください」をつけることが考えられます。

「ご存知でしたらご放念ください」の類語や敬語での言いかえ

「ご存知でしたら気にしないでください」「ご存知でしたらお気になさらないでください」などが挙げられます。

「ご存知でしたらご放念ください」の類似表現

「知っていましたら申し訳ありません」という方向も類語と言えます。

「ご存知でしたらご放念ください」の敬語表現

ご存知でしたらご放念くださいの時点で敬語として問題なく使えます。

「ご存知でしたらご放念ください」の返答や返信例

知っているという意図を答える、知らなかったという意図を答えるという方向がありますが、教えてくれたことに感謝を示すと理想的です。

まとめ

ご存知でしたらご放念くださいという言葉はご放念くださいという言葉があまり広く使われずかなり硬い言葉と言えます。

シチュエーションはやや限られており、言う相手が絶対知らないであろうことに付ける必要はありません。