この記事では「ご存知無いですか」について解説をします。
「ご存知無いですか」とは?意味
知らないのですかという意味です。
ご存知には、知っていることという意味があります。
それを丁寧に表現した言葉です。
「無い」は打消しの意です。
この場合は、知っているを打ち消しており、知らないという意味になります。
「です」は丁寧の意を表す語です。
「か」は疑問、質問を表します。
「ご存知無いですか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ある事柄について認識をしているのかや、やや驚きの意味を込めて使用する言葉です。
「ご存知」は知っていらっしゃることという意味で、丁寧な表現なので、目上の人や取引先の相手に対して使用することができます。
しかし、「無いですか」は適切な表現ではありません。
「知っています」を否定して表現すると「知りません」です。
「知る」を「無い」で否定して表現しないのです。
そのため、「無い」で否定して表現するのではなく、「ありませんか」「ですか」などとします。
この言葉だけだと何について指しているのかわからないので、何についてを問うているのかがこの言葉の前に述べられます。
たとえば、今度開かれる会合について、ある人の異動についてなどです。
その部分も丁寧に述べるようにします。
直接仕事とはかかわりのないプライベートなことでも、この言葉は用いられます。
上司などと飲みに行って、プライベートなことを話すこともあるでしょう。
そういったときにも用いられます。
仕事が終わってからであっても、立場が上の人なので友達のような口のきき方にならないようにします。
いい方によっては馬鹿にしているように受け取られてしまうので、言葉のイントネーションに注意が必要です。
驚きを含むいい方だと、馬鹿にしているように聞こえることがあります。
「ご存知無いですか」を使った例文
・『経営統合についてご存知無いですか』
・『あの方をご存知無いですか』
「ご存知無いですか」の返答や返信例
知らないのかと問われているので、知っている、知らないなどと答えます。
知らないことを知らないといっても恥ずかしいことではありません。
知らないことを知らないままにしている方が恥ずかしいです。
知らずにいれば話をあわせることができず、いずれ知らないことが周囲にわかってしまい、その方が恥ずかしいです。
自分が上の立場であっても、知らないなら部下に教えてもらうのがよいでしょう。
まとめ
この言葉は、ある事柄を確かにそうだと認めているのか、いないのか、認識をしているか、認識していないのかを問うときに用いるものです。
一般的には否定の語を用いて表現はしません。
