この記事では、「直してくださってかまいません」の意味を分かりやすく説明していきます。
「直してくださってかまいません」とは?意味
「直してくださってかまいません」は、「相手がそうした方が良いと思う部分があれば、手直ししても良いと伝える時の丁寧な表現」という意味です。
企画書や原稿などを見てもらう時に、もし直した方が良いと思う部分があれば手直ししてもいい、むしろそうしてもらいたいと思う時に使われます。
間違った表現ではありませんが、「かまいません」は「かまわない」の丁寧語で、「相手に許可を与える」「気にしない」という意味があり、ビジネスでは目上の人に使うと失礼にあたるとされています。
この場合は「直してくださって問題ありません」にした方が良いでしょう。
「直してくださって問題ありません」の成り立ちや使われるシーン
「直してくださってか問題ありません」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「直してくださって問題ありません」の成り立ち
「直してくださって問題ありません」は「直して+くださって+問題ありません」で成り立っています。
「直して」は動詞「直す」の連用形で「適切なものに改める」といういみ、「くださって」は動詞「くださる」の連用形「くださりて」の促音化で、「動作の主から恩恵を与えられることへの敬意を表す」という意味、「問題ありません」は「問題ない」の丁寧語で「困ったことにはならない」という意味です。
丁寧語と「くださる」が含まれているので目上の人に使えますが、社外の人に使う場合には更に丁寧な表現にした方が良いでしょう。
「直してくださって問題ありません」が使われるシーン
「直してくださって問題ありません」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、スピーチの原稿やプレゼンの資料などを本人に見てもらう時です。
2つ目は、企画書やデザイン案件などを上司や専門家に見せる時です。
3つ目は、既存の情報で作成した書類を相手に見せる時です。
「直してくださって問題ありません」の言葉の使い方や使われ方
「直してくださって問題ありません」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『もし改めた方が良い箇所があれば、直してくださって問題ありません』
書類の原稿などを読んでもらい、もっと適切な表現があれば修正してもらいたい時に使われます。
『フォントや色などもしよろしければ直してくださって問題ありません』
データファイルを見せる時に、フォントの大きさや色、背景など、内容に影響のない部分を相手の好みで修正しても大丈夫な時に使われます。
「直してくださって問題ありません」の類語や言いかえ
「直してくださって問題ありません」の類語や言いかえは以下の通りです。
「修正していただいて問題ありません」
「修正」は「不十分・不適当と思われるところを改め直すこと」という意味、「いだたいて」は「~してもらって」という意味、「くださって」は「~してくれて」という意味で、動作の主体が違います。
まとめ
今回は「直してくださって問題ありません」について紹介しました。
「直してくださって問題ありません」は、「その場で直してくれても大丈夫であると伝える時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。