「提出していただけますでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「提出していただけますでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

「提出していただけますでしょうか」についての解説です。

「提出していただけますでしょうか」とは?意味

「提出していただけますでしょうか」は、敬語による表現法で、相手側に対して書類などを提出してもらうことを可能であるかを問うています。

でしょうか、という部分がだろうかに該当するので相手側に提出してもらえるだろうかという言葉になるのです。

ちなみに、「ご提出いただきますでしょうか」にすると間違いになるので注意で、こちらは、いただきますという部分が間違いの表現でこの表現にすると、いただきますが、もらえるという相手に催促する言葉ではなく、もらうという行動を指す言葉に変化するので相手は、書類を提出するという行動をとるだろうかという意味になります。

「提出していただけますでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「提出していただけますでしょうか」は、提出するという行動が可能であるかどうかを丁寧に聞く場合に使用します。

よって、相手側が提出の意思があろうとなかろうと使用可能です。

ただ、注意点は、いただきますとした場合、意味が変わるので、「ご提出していただきますでしょうか」としないようにしましょう。


「提出していただけますでしょうか」を使った例文

・『部長、新規事業のプロジェクト発案の必要書類を提出していただけますでしょうか?』

この例は、部長という人物に対して新規事業の実行書類に必要な書類を提出できますかと疑問をぶつけています。

この例では、部長側は、提出が可能である場合、書類を提出すると思われます。

「提出していただけますでしょうか」の返答や返信例

「提出していただけますでしょうか」についての返答や返信は、必要なものを提出できるかを問うていますので必要書類を提出できる場合、「了解しました」「了承しました」と述べ、不可能である場合、「不可能です」「提出できません」と述べるとよいです。

そのうえで、なぜ必要なものを用意できないかを理由をつけて述べるとなおよいです。

まとめ

「提出していただけますでしょうか」は、相手の事情が分からないので疑問形で必要なものを提出してほしいと述べている言葉です。

「ご提出していただけますでしょうか」とするとなお丁寧な言い回しの敬語表現になるので上司の方や社長というようなとてもえらい立場にある人に対してお願いをする場合、こちらを使用するとよいでしょう。

なお、この言葉、疑問形なので相手側は提出できないと言い出すこともあるのでできないと言われても致し方ないという精神が無ければなりません。

もっと言えば、この言葉は命令という形ではないので、ビジネスにおいてはお願いベースで、身内に対しても同様にお願いベースになるので、身内内で命令をする場合、でしょうかを取り、「提出していただけますと幸いです」というような形で、半ば、命令に近い形でお願いするという荒業を使用するのもよいでしょう。