この記事では「貸して頂いて」という言葉について説明していきます。
「貸して頂いて」とは?
貸してもらってという言葉を丁寧にした言葉ですが、「頂いて」はしてもらうという意味があるため、平仮名で書くべきとなり「貸していただいて」と表記することになります。
「お貸しいただいて」の方がより丁寧な言葉ではありますが、レンタルサービスのお礼あたりでは「貸していただいて」という言葉でも問題ないでしょう。
「貸していただいて」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスにおいては借りるという行為がカジュアルなものではなく、契約を行ってのことになることが一般的で、「相手先の会社に貸していただいて使用しています」などという使い方になります。
ボールペンを貸すというケースではお礼にとどまり「貸していただいて」という言葉を使うところまでは行かないでしょう。
接客に関しては、客のほうが持っている書類などを借りるという際に使わないことはないですが、対面接客で書類を記入しないケースではまず使わず、レンタル製品で店員側が貸していただいてということはほぼないでしょう。
「貸していただいて」を使った例文
・『この機械は〇〇社様から貸していただいております』
「お借りしております」の方が一般的とは言えますが、借りて使っているというときに使うことはできます。
・『貸していただいてありがとうございました』
この使い方が最もポピュラーと考えられます。
先に借りたものをつけて使うこともあります。
・『バーベキュー用品も貸していただいて助かりました』
お客様の声的な使われ方です。
貸していただいてはそれなりに丁寧ですがへりくだりすぎていないのでホームページの文章でも使えます。
「貸していただいて」の類語や敬語での言いかえ
「お貸しいただいて」「貸与していただき」などが挙げられます「レンタルしており」では敬語の意図が薄れてはいますが類語ではあります。
「貸していただいて」の類似表現
貸す側借りる側の視点が異なるものの、「お借りさせていただいて」でも意図としては類語ということができます。
「貸していただいて」の敬語表現
「お貸しいただいて」がより丁寧な表現と言えます。
社内などで使うことが多いためへりくだるシチュエーションは少ないでしょう。
「貸していただいて」の返答や返信例
どこから調達したのかを知りたいという結果として「貸していただいて」という返答というケースではそれに対して返答することは必須とは言えません。
気になれば返却について聞くこともありえます。
「貸していただいてありがとうございました」というケースでは「利用してくれてありがとう」という意図を返すこともあります。
まとめ
「貸して頂いて」は文字表記では「貸していただいて」とするのがベターです。
借りるというシチュエーションがやや独特で、接客において店員側が使うケースは書類を借りる、客が持ってきた参考の品物を借りるというケースになります。