この記事では「仕上げてください」について解説をします。
「仕上げてください」とは?意味
完成させるよう催促する意味の言葉です。
「仕上げ」は「仕上げる」のことで、最後の段階までやりおえる、完成させるという意味があります。
たとえば、ホイップクリームを飾ったケーキの場合でいうと、スポンジを焼いて、クリームを全体に塗った段階を完成といい、この段階にまでやりおえることを仕上げるといいます。
「ください」は「くれ」の尊敬語で、相手に何かを求める意味があります。
「返事をください」とすると、相手に返事を送るように求めている意味になります。
「仕上げてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
やり取りしている相手が、なかなか仕事を完成させてくれないことがあるでしょう。
この言葉は、早く完成させて欲しいときに用いるものです。
「ください」は「くれ」の尊敬語ですが、このいい方では目上の人や取引先の相手に使用するのは適切ではありません。
「ください」は丁寧に聞こえるものの、命令しているように受け取られることがあります。
そのため、「~してくださいませんか」とするのがよいでしょう。
「ください」といわれると「嫌です」とはいいにくいですが、「くださいませんか」とすると疑問・質問の形なので、相手は「はい」とも「いいえ」とも答えることができます。
また、「くださいませんか」とした方が、話し手が下にまわっている印象になります。
目上のものから下のものに対して述べるなら、「ください」とする場合があります。
納期が遅れている場合であれば、遅れていると指摘するのではなく、期日を再設定して相手に伝えるようにします。
催促したからといって、相手がすぐに仕上げてくれるとは限りません。
相手の都合も考えて、期日を見直してみる必要があるでしょう。
すぐに仕上げてもらえないと困る場合は、困っている状況をやんわりと伝えても構いません。
しかし、「あなたのせいで困っている」というニュアンスにならないように気をつけます。
「仕上げてください」を使った例文
・『○○日までに仕上げてください』
・『書類を仕上げてください』
「仕上げてください」の返答や返信例
完成させるように促されているので、できるだけ早く完成するように努力をします。
この言葉を伝えられた後に返事がないと、相手は不安になってしまうので、いつまでに完成させられるのかを伝えます。
まとめ
この言葉は、早く完成させて欲しいときに用いるものです。
催促をしても、早く仕事を終えてくれるとは限りません。
相手にプレッシャーをかけてしまうこともあります。
「くださいませんか」など別のいい方をすると、柔らかな印象になります。