この記事では「ごもっともです」について解説をします。
「ごもっともです」とは?意味
相手が述べている事柄について、道理にかなっていてその通りだと思う気持ちを表す言葉です。
「ごもっとも」は、相手が「なるほどその通りだ」と思うのを敬っていうものです。
相手の言い分がその通りだと肯定するさまを意味します。
「です」は丁寧の意を表す語です。
「ごもっともです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手の考えを肯定するときに使用をします。
「ごもっとも」は相手がそうであると思うのを敬う言葉なので、この言葉を目上の人に対して使用することができます。
しかし、カジュアルな印象に受け取る人もいるので、別のいい方をしてもよいでしょう。
別の表現には「おっしゃる通りです」があります。
相手の思うものを敬う言葉で、相手を敬っているわけではないので、自分と同等のものにも使用できます。
お客様に対して使用することもありますが、なれなれしく受け取られてしまいます。
お客様に使用する場合は、常連客などに限られます。
この言葉を使う場面を新製品のパッケージのことで考えてみます。
食品の新製品が完成をし、今はパッケージデザインを考えているところです。
「これがいいのではないか」というものができあがったので、上司に確認をしてもらいました。
上司は「少し開けにくい。
ここをこうするともっとよくなるのでは」と意見を出してくれました。
ギザギザから破くかたちになっていたのですが、ギザギザを破きにくく、開けにくいところを指摘されました。
この意見に部下は肯定の気持ちを持っています。
そのときに部下が、この言葉を使用をします。
相手の主張する事柄を肯定するときに用いるものなのですが、心の底では肯定していない場合にも用いることがあります。
相手に気に入られようとして、本当に思っていることとは別のことを述べるのです。
目上の人の機嫌を伺って受け答えをしていると、本当に自分がやりたい仕事ができなくなってしまいます。
「ごもっともです」を使った例文
・『その意見、ごもっともです』
「ごもっともです」の返答や返信例
話し手側が何かを述べ、それに対してこちらが何かを返します。
そして話し手側が「ごもっともです」と述べています。
それに対して返答をしなくてもよい場合があります。
まだ言いたいことがある場合は、相手が「ごもっともです」と述べた後に、こちら側の言いたいことを伝えます。
まとめ
この言葉は、相手の意見などに肯定の気持ちを表すときに使用をします。
敬う意があるので、目上の人に対して使用できます。
しかし、カジュアルな印象があるので別のいい方をしてもよいでしょう。