「御社について存じております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「御社について存じております」とは?
これは、相手の会社を知っている状況で使用できる言葉です。
「御社」は、相手の会社に対する敬称です。
「貴社」と表現するのに比べて、へりくだった印象の表現になるのが「御社」という言葉なのです。
また、「ついて」は「関して」と同じ意味で使用できます。
さらに、「存じております」は「知っている」を謙譲語にしたものです。
さらに「知っている」は「知る」を現在進行形にしたものになっています。
このようにすると、「知る」という行為が今も継続している様子を言い表せるのです。
これらのことから、「御社について存じております」が、相手の会社を知っている状況で使用できる言葉だと言えるのです。
「御社について存じております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある会社の担当者と初めて会ったとします。
そして、相手が自分の会社の概要を説明し始めたのです。
しかし、あなたはその会社を既に知っていたのでした。
このような場合には、「御社について存じております」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の会社を既に知っているということを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「存じております」の使い方に注意しましょう。
これは「知っております」や「存じ上げております」のようにアレンジできます。
同じような意味でも、敬語の選び方次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「御社について存じております」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、言葉を少し加えてアレンジしてもよいでしょう。
・『御社について存じております』
・『私は、御社について存じております』
・『私達は、御社について存じております』
「御社について存じております」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「御社について存じております」の類似表現
この言葉の類似表現には、「貴社について存じております」があります。
「御社」と「貴社」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「御社について存じております」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「御社について存じ上げております」に言いかえできます。
まとめ
このように「御社について存じております」は、相手の会社を知っている状況で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
