「お待ち頂きますよう」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お待ち頂きますよう」とは?
はじめに「お待ち頂きますよう」の意味を解説していきます。
「お待ち頂きますよう」は敬語表現として使用される頻度の高いものです。
そして、同じような敬語表現には「お待ちくださいますよう」という言葉があります。
この「いただきますよう」と「くださいましよう」はどちらも「よう」で終わっています。
「よう」は「ように」や「様に」とも言い換えられ、こちらの希望や願いを示す場合に使用されるものです。
また、「いただく」と「くださる」は同じ意味で使用されます。
これは、「いただく」は「もらう」、「くださる」は「くれる」の意味があります。
そのため、厳密には動作の主体が異なるものを表現しているのです。
「お待ち頂きますよう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お待ち頂きますよう」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社に取引先の顧客が訪問しました。
顧客は、部長宛てに訪問した旨を告げていました。
しかし、部長はまだ前の会議が終了しておらず、不在でした。
予定表を確認すると、あと5分程度で自席に戻ることになっていました。
このような場合には「部長に〇〇はあろ5分程度で戻りますので、少々お待ち頂きますようお願いいたします」と、相手に述べるととよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、類似表現があることです。
「お待ち頂きますよう」と「お待ちくださいますよう」は、どちらも正しい敬語表現です。
そのため、どちらを採用するべきかが悩ましいのです。
これは、どちらを使っても良いと言えます。
また、「もらう」と「くれる」の印象に近いほうで選択するのも良いでしょう。
「お待ち頂きますよう」を使った例文
ここでは「お待ち頂きますよう」を使った例文を挙げていきます。
例文のように「お願いします」を意味する言葉と組み合わせて使用するのがよいでしょう。
・『少々お待ち頂きますようお願いします』
・『少々お待ち頂きますようお願いいたします』
・『少々お待ち頂きますようお願い申し上げます』
「お待ち頂きますよう」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お待ち頂きますよう」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お待ち頂きますよう」の類似表現
まず「お待ち頂きますよう」の類似表現について解説します。
「頂きますよう」は「下さいますよう」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お待ち頂きますよう」の敬語表現
つぎに「お待ち頂きますよう」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お待ちくださいますよう」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お待ち頂きますよう」は、相手に待ってもらう場合の定番フレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。