この記事では「ご説明させていただきます」について解説をします。
「ご説明させていただきます」とは?意味
よくわかるように伝えます、といった意味です。
「ご説明」は「説明」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「説明」には、ある事柄がよくわかるように伝えるという意味があります。
自分の解釈を挟むことは少ないです。
「ご」は、他人に対する行為を表す語について、その行為が及ぶ相手に敬意を表します。
この場合は、説明をするのは話し手で、聞き手に対して敬意を表しています。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めて行動する意を込めて、相手に敬意を表す言い方です。
「ます」は敬意を表す語です。
「ご説明させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手がこれから何かの説明をするときに述べるものです。
これから説明をしますと前置きをするようなものです。
また、「させていただきます」と表現をすることで、相手に敬意を表したり、許しを求めたりしています。
たとえば、新商品の説明会を行うとします。
この商品を説明する人が会場の前にでて、この言葉を述べて、その後に説明が始めます。
いきなり説明をはじめてしまうと、聞き手は心の準備ができていないので、驚いてしまうことでしょう。
そのため、これから詳しいことを言いますと前置きをするのです。
「させていただきます」は相手に許しを求める必要があるときに用います。
そのため、許しを求める必要がない場合には、「ご説明いたします」のような言い方をします。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
そのため「いたします」としても敬意を表すことができ、失礼にはなりません。
「ご説明させていただきます」を使った例文
・『○○についてご説明させていただきます』
「ご説明させていただきます」の返答や返信例
この後に説明がされるので、その内容をよく聞いてください。
「させていただく」は許しを求める意が含まれていますが、「説明をさせてください」と伝えられて、「ダメです」ということはほとんどないでしょう。
この場合は、相手の話に耳を傾けます。
説明の中でわからないところがでてくるかもしれませんが、相手が話しているときに口を挟むことはしません。
説明の後に質問時間を設けてくれることがあるので、そのときに質問をしてください。
質問がなければ、それで説明は終わりです。
まとめ
この言葉は、これから詳しいことを述べるときに用います。
前置きとして使うものです。
いきなり詳しいことを伝えるのではなく、前置きをしておいた方が、聞き手は心の準備ができます。
