この記事では、「進めてもよろしいでしょうか」の意味を分かりやすく説明していきます。
「進めてもよろしいでしょうか」とは?意味
「進めてもよろしいでしょうか」は、「目上の人に対して、ものごとの内容や程度を先の段階に移して良いか確認する時の丁寧な表現」という意味です。
議案や提案事項など、これから説明や検討を重ねて結論に導いていく時に使われます。
基本的に相手に許可を取る時の言葉で、「よろしい」は上から目線の言葉であると思う人もいますが、「でしょうか」が付いているので正しい敬語であり、目上の人に使えます。
ただし、「よろしいですか」「よろしかったですか」は目上の人には使えません。
「進めてもよろしいでしょうか」の成り立ちや使われるシーン
「進めてもよろしいでしょうか」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「進めてもよろしいでしょうか」の成り立ち
「進めてもよろしいでしょうか」は「進め+ても+よろしい+でしょうか」で成り立っています。
「進め」は動詞「進める」の連用形で「予定の手順に従ってものごとを進行させる」という意味、「ても」は「未成立の事柄を仮定条件とする接続助詞」、「よろしい」は形容詞「良い」の丁寧語、「でしょうか」は助詞「です」の連用形に推量の「う」、確認の終助詞「か」がついたものです。
丁寧語が使われていますので、目上の人に使えます。
「進めてもよろしいでしょうか」が使われるシーン
「進めてもよろしいでしょうか」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、現在話し合うべき事柄について話し合って結論を出しても良いか確認する時です。
2つ目は、会議の場で進行役が次の議題に移っても良いか確認する時です。
3つ目は、取引先との商談をまとめて良いのか上司に確認する時です。
「進めてもよろしいでしょうか」の言葉の使い方や使われ方
「進めてもよろしいでしょうか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『この案件を進めてもよろしいでしょうか』
審議するべき問題について話し合いの場を持ち、結論を出す様に働きかけても良いか、上司に確認する時に使われます。
『次の議題に進めてもよろしいでしょうか』
会議で議事進行役が、今話し合っている議題から別の議題に移っても良いか確認する時に使われます。
「進めてもよろしいでしょうか」の類語や言いかえ
「進めてもよろしいでしょうか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「先に進めても構いませんでしょうか」
「構いません」は動詞「構わない」の丁寧語で「差し支えない」という意味で、「よろしい」よりも相手を立てる表現になります。
まとめ
今回は「進めてもよろしいでしょうか」について紹介しました。
「進めてもよろしいでしょうか」は、「先の段階に移ってもよいか確認する時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。